どんなに科学が発達しても「タイムマシン」を絶対に作れない理由 <子どもの素朴な疑問に学者が本気で答えます> (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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どんなに科学が発達しても「タイムマシン」を絶対に作れない理由 <子どもの素朴な疑問に学者が本気で答えます>

連載「子どもの素朴な疑問に学者が本気で答えます」

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大人は思いつかないような、子どもの素朴な疑問や不思議。子どもの頃から、納得できる答えが得られないままになっていること。そんな質問に、テレビやラジオなどでも活躍する明治大学教授の石川幹人(まさと)さんがお答えします。ジャンルを問わず、答えが見つからない質問をお寄せください!(https://publications.asahi.com/kodomo_gimon/)。採用された方には、本連載にて石川幹人さんが、どこまでもまじめに、おこたえします(撮影/写真部・掛祥葉子)

大人は思いつかないような、子どもの素朴な疑問や不思議。子どもの頃から、納得できる答えが得られないままになっていること。そんな質問に、テレビやラジオなどでも活躍する明治大学教授の石川幹人(まさと)さんがお答えします。ジャンルを問わず、答えが見つからない質問をお寄せください!(https://publications.asahi.com/kodomo_gimon/)。採用された方には、本連載にて石川幹人さんが、どこまでもまじめに、おこたえします(撮影/写真部・掛祥葉子)

※写真はイメージです (Getty Images)

※写真はイメージです (Getty Images)

「人間は進化したら何になるの?」
「どうして、“わたし”は“わたし”なの?」

発想豊かな子どもの疑問に大学教授が本気で答える連載「子どもの疑問に学者が本気で答えます」。子どもに聞かれて答えられなかった疑問でも、幼い頃からずっと疑問に思っていることでも、何でもぜひお寄せください。明治大学教授の石川幹人さんが、答えてくれますよ。第14回の質問は「タイムマシンはつくれないの?」です。

【写真】「世紀の大偉業」を成し遂げた日本人天才数学者

*  *  *
【Q】タイムマシンはつくれないの?

【A】タイムマシンはつくれないけれど、タイムトラベルならばできるよ。

 タイムマシンは、よくSF映画に登場するもので、過去や未来の時間(タイム)に自由に行き来できる機械(マシン)です。

 では「時間」とは何でしょうか? みなさんが生活しているのは「現実の“物”の世界」です。この世界は変化し続けていますね。速い変化もあれば、遅い変化もあります。その「変化をはかるためのモノサシ」が「時間」なのです。

 たとえば、現在アメリカの大リーグで活躍する大谷翔平選手が、北海道日本ハムファイターズで投手をしていた2016年10月に出した球速の記録は時速165キロです。このように、プロ野球のピッチャーが投げるボールは非常に速く位置が変化します。一方で、少年野球のピッチャーが投げるボールは、小学校6年生で時速80~90キロぐらいだそうで、プロの選手に比べると非常に遅い位置の変化と言えます。

 また、バッターボックスでボールを打とうとすると、手元にボールが来てからバットを振っていたのでは間に合いません。速いボールならば、ピッチャーの手からボールが離れてから「短い時間」の後に振り始めないといけません。

 熟練したバッターならば直観でうまく振り始められますが、ボールを打つロボットをつくる場合には「時間」を取り入れると便利です。ピッチャーの手からボールが離れたときのボールの速さ(初速度)を割り出し、ホームプレートの位置にくるまでの「時間」を推定するのです。


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