■ハロプロオタクとしても知られる

 これまでバラエティでもMCを務め見事な切り返しを見せたり、ゲスト出演でも「嫌いな先輩女優」に関してぶっちゃけトークを披露するなど、印象に残るネタを提供してきた松岡。一方で“ハロプロオタク”としても有名で、天真爛漫な姿を見せてきた。

「昨年からBSスカパー!で音楽番組のMCを務めていますが、最近は番宣であってもなかなか簡単にバラエティ番組に出演してもらえなくなってきました。年の離れた芸人さんたちに臆することなく、対等に絡んでいきますし、ご本人のポテンシャルが高いのでスタッフたちからも人気があるのですが……」(民放バラエティ制作スタッフ)

 本格的に女優業に専念し始めたということか。彼女の方向性が新たな段階に移行してきていることの現れだという声もある。

「昨年、松岡さんはテレビドラマには出演せず、映画の仕事ばかりでした。バラエティ番組の出演も減ってきていますが、スタッフからは常に期待されています。というのも、20代中盤に差し掛かってきて、その色気がどんどん増してきているんです。『万引き家族』では際どい下着姿や豊満なバストを見せつける水着ショットを披露していました。これまでの彼女とは違った面を見せたことで、現場は相当、驚いていましたね。本人も『すべてを振り切った』と話していましたが、同世代には川口春奈や土屋太鳳などたくさんの売れっ子女優がいる中で、ここで一段差をつけたとみる向きも多い」(同)

 こうなるとヌードやさらなるセクシーショットにも期待もかかってくるというものだ。

「もともと本人はサブカル志向を持っていて、カルチャー雑誌の撮影などにも積極的に応じており、とくに作品撮りにも意欲をみせているそうです。もしかしたらどこかのタイミングで大人の色香をみせるような写真集を出版し、新たな一面を見せてくれるかもしれません」(カルチャー雑誌の編集者)

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、そんな松岡の魅力についてこう語る。

「若くから芸能活動をスタートさせたこともあり、まだ24歳ながらベテランの風格すら感じさせる落ち着きぶりと、大好きなハロプロへの愛を語り出すと止まらない熱狂ぶり、この相反する面を兼ね備えているところが彼女の魅力でしょう。彼女が21歳の頃にインタビューした際、10代の頃は同世代の主役クラスの俳優にコンプレックスを感じていたと語っていました。悔しさをバネに自らを成長させながらここまで道を切り開いてきた。その経験から生み出された、何があっても動じない抜群の安定感が、仕事仲間をはじめ多くの人たちから支持されているのでは。セルフプロデュースにも長けているで、これから先の活動はおそらく彼女の頭の中にすでに描かれているでしょうか」

 映画やドラマで今後、どんな女優・松岡茉優を見せてくれるのか。飛躍の年となった昨年を経て、さらなる高みに登っていきそうだ。(黒崎さとし)