森保監督よ、久保招集は本当に本人と代表のためになるのか? (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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森保監督よ、久保招集は本当に本人と代表のためになるのか?

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元川悦子dot.
タジキスタン戦では後半42分からの出場となった久保建英(C)朝日新聞社

タジキスタン戦では後半42分からの出場となった久保建英(C)朝日新聞社

 移動を伴う中4日に人工芝ピッチ、凄まじいアウェームードという困難な状況下で15日のタジキスタン戦(ドゥシャンベ)に挑んだ森保ジャパン。前半は相手の気迫あふれる戦いぶりに押され、決定機も作られてしまう苦境を強いられた。後半に入って南野拓実(ザルツブルク)と鎌田大地(フランクフルト)の機転の利いたポジション変更などが奏功し、後半8分と11分に南野が連続ゴール。終盤には浅野拓磨(パルチザン)の2年ぶりの代表ゴールが飛び出し、3-0で勝利。2022年カタールワールドカップ2次予選3連勝で10月シリーズを終えることになった。

 10日のモンゴル戦(埼玉)で今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初参戦の右サイド・伊東純也(ゲンク)が持ち前のスピードで鮮烈なインパクトを残し、同じくCL参戦中のトップ下・南野が2戦3発と気を吐き、タジキスタン戦で浅野も得点を奪うなど、2列目アタッカー陣で何人か光った選手がいたのは大きな収穫だ。その反面で、モンゴル戦後半に出場してゴールを奪えなかった原口元気(ハノーファー)、タジキスタン戦で先発しながらゴールに絡めなかった堂安律(PSV)らのように、不完全燃焼に終わった者も皆無ではなかった。

 18歳の久保建英(マジョルカ)は後者の象徴的な存在だろう。ピッチに立ったのは、タジキスタン戦の後半42分から。ロスタイムを含めて7分間の出場のみに終わった。10月シリーズに向けてチームに合流した時から代表最年少ゴールを期待され、「いつまでも言われ続けるのもあれなんで、早いうちに決められればそれで終わりなのかな」と決める気満々なところを見せていたが、チャンスらしいチャンスも巡ってこなかった。

 森保一監督は今回のワールドカップ予選を最初から最後まで経験させることで、近未来の日本の大黒柱に飛躍してほしいという親心から彼を呼び続けているのだろうが、右サイドで伊東がインパクトを残して堂安との併用にメドがつき、トップ下もエース・南野に加えてタジキスタン戦の途中からその位置に入っていい仕事をした鎌田大地も頭角を現したことで、久保の序列が低下した印象は否めない。


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