さんまと同い年のでんじろう先生 子どもから愛される理由とは (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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さんまと同い年のでんじろう先生 子どもから愛される理由とは

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藤原三星dot.
空気砲を構える米村でんじろう先生(c)朝日新聞社

空気砲を構える米村でんじろう先生(c)朝日新聞社

 ここで改めて、でんじろう先生の経歴を紹介しよう。1955年に千葉県に生まれ、東京学芸大学大学院に進学した後、学校法人・自由学園で実験重視の授業を実施。84年に東京都の教員採用試験に合格し、85年から都立高校の教師として物理を教えていたが、41歳で教職を辞め、サイエンスプロデューサーに転身。98年には自らの名前を冠した「米村でんじろうサイエンスプロダクション」を設立し、サイエンスショーや講演、ワークショップなどを全国展開するなど、科学者だけでなく、敏腕プロデューサーとしての一面も持っているのだ。

「番組では『白衣を着た面白いおじさん』というイメージですけど、本業はサイエンスプロデューサー。科学技術庁長官賞も2度受賞しており、科学に関する知識は折り紙つきです。全国的な知名度が高いので、活動をサイエンスショーや講演会に絞っても十分食べていけると思いますが、それでもテレビに出るのは、大好きな『科学』の魅力・面白さをできる限り多くの人たちに伝えたい、という理由に他ならないでしょう。そもそもテレビ出演は自らの活動の宣伝も兼ねているわけですが、番組でひたすらはしゃぐ彼の姿からは、そんなよこしまな気持ちなど微塵も感じられず、心から実験を楽しんでいるように見えます。若手お笑い芸人のように、爪あとを残そうとガツガツしていないところもお茶の間の好感度の高さに結びついているのではないでしょうか」(前出のディレクター)

 金曜8時枠への移動も、「番組がむしろ好評のため、より視聴率を獲得するためにフジテレビが動いた」と話すのはテレビ情報誌の編集者だ。

「日曜8時は『ポツンと一軒家』(テレビ朝日)や『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)など高視聴率番組がひしめきあう激戦区。月イチ程度ですが、『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京)も同枠で放送されます。いまや大河ドラマ『いだてん』は不振にあえぎ敵とはみなされていませんが、いわゆる“ファミリー層”に向けたタイトルがしのぎを削るなか、新興勢力である『でんじろうのTHE実験』はかなり分が悪い。しかし、金曜8時といえば、ちょうど『ミュージックステーション』が金曜9時にスライドしたこともあり、週末の子供たちのハートを奪うには絶好機なのです。11月からの枠移動で、より人気を博すことになると思います」

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、そんなでんじろうの魅力と番組の今後についてこのように考える。


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