天海祐希さん(左)とムロツヨシさん(撮影/写真部・加藤夏子)
天海祐希さん(左)とムロツヨシさん(撮影/写真部・加藤夏子)
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天海祐希(あまみ・ゆうき)/1967年、東京生まれ。95年に宝塚歌劇団を退団し、翌年から本格的に女優として活動。映画「千年の恋 ひかる源氏物語」「恋妻家宮本」、舞台「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」、ドラマ「離婚弁護士」シリーズや「女王の教室」、「緊急取調室」シリーズなど数々の作品に出演し人気を博す(撮影/写真部・加藤夏子)
天海祐希(あまみ・ゆうき)/1967年、東京生まれ。95年に宝塚歌劇団を退団し、翌年から本格的に女優として活動。映画「千年の恋 ひかる源氏物語」「恋妻家宮本」、舞台「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」、ドラマ「離婚弁護士」シリーズや「女王の教室」、「緊急取調室」シリーズなど数々の作品に出演し人気を博す(撮影/写真部・加藤夏子)
ムロツヨシ(むろつよし)/1976年、神奈川県生まれ。大学在学中に役者を志し、99年に作・演出・出演を行った独り舞台で活動を開始。「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで人気を集め、大河ドラマ「おんな城主直虎」や「大恋愛」などに出演するほか、さまざまなジャンルで活躍中(撮影/写真部・加藤夏子)
ムロツヨシ(むろつよし)/1976年、神奈川県生まれ。大学在学中に役者を志し、99年に作・演出・出演を行った独り舞台で活動を開始。「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで人気を集め、大河ドラマ「おんな城主直虎」や「大恋愛」などに出演するほか、さまざまなジャンルで活躍中(撮影/写真部・加藤夏子)

 吉永小百合と天海祐希が共演する映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督)が公開される。原案は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2大名優による同名の名作。余命宣告された2人が「死ぬまでにやりたいことリスト」をかなえていくというストーリーをたどりながらも、日本を舞台にいきいきと生まれ変わる。

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 大企業の社長とその秘書を演じた天海祐希さんとムロツヨシさんが考える、やりたいことをかなえる方法とは?

*  *  *

――アメリカ版の「最高の人生の見つけ方」は有名すぎる作品ですが、特別な意気込みや意識されたことはありましたか。

ムロ:僕は、実は一番好きな洋画が「最高の人生の見つけ方」で、大富豪の秘書役をやることが一つの目標だといろいろなインタビューで話してきたんです。それがかなったのが、本当に嬉しかったですね。アメリカ版が好きだからこそ、それに似ないように、寄せられないようにと考えていました。アメリカ版では大富豪と秘書の関係性が良く現れていたので、天海さん演じる女社長・マ子さんと僕が演じる秘書・高田の関係が現れればとは考えていましたね。

天海祐希:あんなにすごい俳優さんが演じた役だと考えると、手も足も出なくなってしまいますからね。そこはもう考えてもしょうがないと、あまり気にしないようにしていました。いろんなディテールが違っているので、同じものにはなりませんから。何より、いつも横にいてくれる吉永小百合さんがすごく心強くて、笑顔が絶えない、すごくすごく優しい空気が流れた現場でした。

ムロツヨシ:楽しかったですよー。スクリーンに映し出されるままの雰囲気で。あとは、撮影時間が押すと天海さんがビシッ!としてくれて。

天海:やめてくださいよ!(笑)

――楽しそうな様子は作品からも伝わってきました。吉永小百合さんとの共演はいかがでしたか。

天海:吉永さんという方は本当に裏表がないんです。たぶん作品を見ていらっしゃる方や、ファンの方々が思う吉永さんのまま。そこに、ちょっとせっかちだったり、ちょっとおちゃめだったりという側面が付け加わるぐらいで。現場に入ると、小百合さんは天才型というか、その時の役者さんとの空気感とか、そういうものを瞬時に察知して、ご自分の役をスッとまっすぐ演じられるんです。もちろん台本を読み込んで読み込んで、いっぱい書き込んで、そういった準備された上でですが。あまりにも役の心情に集中しすぎて体の痛みとかも忘れてしまうので、ちょっと手を痛めたり、膝を打ったりということがしょっちゅうなんですよ。だから、ガンッと行きそうになったら「小百合さん、ここはあんまり……」って、見えないところで捕まえたり、手をぐっと握ったりしていました。

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ムロさんが「吉永さんをお守りしたい!」と思った瞬間