うらやましい限りですけどね。僕も彼も創業者ですけど、生き様がカッコいいですよね。自由奔放にね。ツイッターみてると言いたい放題書いていますしね。

前澤:社長もそうですよ(笑)。

孫:ぼくもそうだね(笑)。ZOZOを始める前まで彼はロックバンドだった。「いまだにロッカーだよね」と言ったら「そうなんです」と。カッコいい楽しい人生を過ごしていたいんだと。そういう意味では分からないでもない。月に飛んでいく人と、足が地についている人と、そういう役割分担だったと思うけど、ヤフーもZOZOも両方とも強みとか、シナジー効果っていうのは、ヤフーの社長のほうから詳しい話がありましたので、重複して話しませんけど、両者が精いっぱいやってくれると思います。

 最近ね、親子上場とか孫とか批判があるけどね。またさらに批判が出そうですけども。ヤフージャパンの川辺社長には「俺はあんまり口出ししないから。いろいろ言うとまた忖度経営とか言われるから。お前たちで好きにやってくれよ」ということであります。私はともかく友人としての前澤くんから相談があったので、「それではヤフージャパンとZOZOの両方でシナジーがあって、何かうまくいく話があれば、当事者同士でうまくやってください」と。

 前澤くんとはこれからも楽しい友人関係を続けてきたいと思います。本当にご苦労様でした。

前澤:ありがとうございます!月にお誘いしたら、即答で「行かない」と言われました。(一同笑)

孫:怖いもんだって(笑)。ちゃんと帰ってきてよ。安全第一で。

前澤:社長最後に。21年間大事に大事にスタッフでZOZO社を育ててきましたので。みんな今すごい気合入っていますけど、どうかどうか大切に、より発展するようにヤフーさんソフトバンクさんに育てていただければと。よろしくお願いいたします。

【全文(4)】へ続く

(AERA dot.取材班)