■村上龍や松本人志を相手に物怖じせず

 最近は天野浩成と夫婦セットでの出演が増えた雛形あきこ(41)は、コンスタントにテレビ出演しているものの、小池の活躍と比べるとやや差が開いた感があると言えるだろう。なぜ他のイエローキャブ勢が失速する中、小池だけが女優デビュー10年以上もオファーが絶えない存在となっているのであろうか。

「小池さんご本人のキャラクターが大きく関係していると思います。バラエティ番組などに出演した際のズバっとものをいう姿は好感度が高く、女性ファンも多いと言われています。また、『カンブリア宮殿』では作家の村上龍さん、『クレイジージャーニー』ではダウンタウンの松本人志さんを相手にサブMCを務めていますが、まったく物怖じする様子はなく、頭の回転の速さも際立っています。ゲスト出演したトーク番組で小池さんが『器用』と言われることがイヤだった時期があったと話していました。これといって秀でているものがないような気がしてとのことでしたが、だからこそどんな役もこなせるのかもしれません。ある取材で『わたし旦那を~』のプロデューサーが『すごい陽のオーラがあるから、また一緒に仕事したいなと思える』と小池さんについて話されていましたが、そんな人柄のよさは現場にいる人だけでなく、画面を通して視聴者にも伝わっている気がします」(同)

 TVウォッチャーの中村裕一氏は小池の魅力と今後についてこう分析する。

「カラッと明るくてノリも良く、裏表のない性格が画面からも伝わってくるようで、同じ事務所だったMEGUMIと並んでバラエティ対応のできるグラビアアイドルとして早い段階から重宝されていました。もちろん、本人としては裏で努力を重ねてきたと思いますが、そもそも先天的に“芸能界の水”に合っていたのではないでしょうか。現在レギュラー出演中の『クレイジージャーニー』では松本と設楽統、『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』では東野幸治と、大物芸人からもアシスタントとして信頼されており将来は安泰でしょう。この上、さらに女優としても一定の功績を残しておりまさに死角なしといったところ。40歳を迎えてグングン伸びていく大器晩成タイプとして、今後ますます存在感を増していくと思います」

 三谷幸喜の監督作『記憶にございません』(9月13日公開予定)では、主演の総理大臣(中井貴一)を支える熱い事務秘書官を演じるという。クレバーな小池がどんな役に仕上げてくるのか、今から楽しみでならない。小池の快進撃はまだまだ続きそうだ。(高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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