ちなみに、わざわざ行かれる方のために佐賀の紹介をしておくと、佐賀で一番有名な神社は「祐徳稲荷」である。人気俳優が出演するタイドラマのロケ地になったことなどから、聖地巡礼の地として今タイからの観光客が押し寄せている「祐徳稲荷」は、日本三大稲荷の一角に鎮座している(諸説あるのだが)。唐津・伊万里・有田という焼き物も有名だし、丸ぼうろや小城羊羹という古くからの名産品もある。九州ではあまり目立たない県だが、歴史的な面から見ると最も古い遺跡を持つ土地柄でもあるのだ。

●財布祓いをしてくれる鳥取「金持神社」

 砂丘で有名な鳥取県に「金持神社」というありがたい名前を持つ神社がある。住所が「金持(かもち)」という地名で、これは産出していた鉄を“金”と呼んでいたことに由来する地名である。公共交通機関だけでは行きにくい場所ながら、ジャンボ宝くじが発売されるこの季節などに多くの参拝者を集めている。「財布のお祓い」という珍しい祈祷を受けられるほか、黄色いハンカチや金運スマホケースといった授与品もあり、通信販売でも手に入れることができることから人気急上昇中だ。

お金に不自由なし 秩父「聖神社」

 関東で1、2を争うパワースポットと言えば秩父。三峯神社や秩父神社などの古社も多く注目度はバツグンの場所だが、秩父は日本最初の流通貨幣と言われる、「和同開珎」が作られるきっかけとなった銅が産出された場所としても知られている。この和銅が掘られた和銅遺跡の近くにある「聖神社」が、近年“お金に不自由しない”ご利益があるとして熱い注目を集めている。お堂の壁には宝くじ高額当選者のお礼の声が数多く貼り出されていて、人気の高さを示している。ちなみにこちらのお宮のお遣いは“百足(むかで)”。おアシには困らない理由はここにもあるのかもしれない。

 なお、秩父にある「寳登山(ほどさん)神社」「今宮神社」も金運スポットとして昔から名高いお宮だ。

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