勉強させるには子どもの「自尊心」を養え! 東大ママが教える効果的な方法とは?  (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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勉強させるには子どもの「自尊心」を養え! 東大ママが教える効果的な方法とは? 

連載「偏差値29で東大に合格したなっちゃんの ただいま子育て猛勉強中!」

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杉山奈津子dot.
杉山・奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など

杉山・奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など

親にバレない状態なら、勉強をやらないこともありえる。子どもたちが心の中で自発的に「やるべきことだからやる」と思うものでなければ、親の言葉には全く効力がない。

親にバレない状態なら、勉強をやらないこともありえる。子どもたちが心の中で自発的に「やるべきことだからやる」と思うものでなければ、親の言葉には全く効力がない。

 6週間後、フリードマンがいない状況で、前回と同じオモチャを置き、子どもたちに「好きなオモチャで遊びなさい」と言いました。すると、「ロボットで遊んだら怒る」と圧力をかけられた子どもたちは70%以上がロボットで遊びました。対して、「ロボットで遊ぶことはよくないこと」だと言われた子どもたちの中で、ロボットで遊んだのは30%程度と、大きな差が生まれたのです。

■「納得」すると「いけないこと」だと自分の心に従う

「してはいけない」と圧力をかけられてやらなかった子どもたちは、「怒る人がいなければやっていい」と、一時的に怒られるのを避けただけでした。そして、「よくないこと」とだけ言われた子どもたちは、特にやめなくてはいけないほどの外圧はなかったわけなので、最初に遊ぶ時点で、自分たちの心の中で「このロボットで遊ぶのはいけないことなのだ」と一度納得をしたのです。そして2回目以降も、「これはしてはいけないことだ」と納得した自分の心に従ったわけです。

 加えて、人間は「自分の行動は自分で決めたい」という精神が働きます。人にやれと言われたことをやりたくないと感じ、やってはいけないと言われたことをやりたいと思います。これを「心理的リアクタンス」といいます。

 これらのことから、子どもたちに対して、「やってはいけないこと」「やるべきこと」を教えるときのポイントがわかります。

 もし、勉強や宿題をやらせたいと思っている親が、子どもに対して、「勉強しないとダメになるよ」「やらないと怒るからね!」と言ったところで、単なる脅しになってしまうため、やるのはその場限りの一時的なものです。

 さらにいえば、部屋にいて勉強をやっていないことが親にバレない状態なら、やらないこともありえます。子どもたちが心の中で自発的に「やるべきことだからやる」と思うものでなければ、親の言葉には全く効力がないのです。

 たとえば子どもが学校の試験でいい点数をとりたいと思ったなら、目標の大学に入りたいと思ったなら、自分からずんずんと勉強するでしょう。それは、自分の中で「勉強をしよう」と自発的に思えたからです。そんなときに親が「勉強しなさい」などと言ってしまうと、かえって水を差してやる気を失わせてしまいます。


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