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ブル中野、ダンプ松本… 今は想像できない“尋常じゃなかった”女子プロ全盛期

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山岡則夫dot.
ブル中野らとの「極悪同盟」で女子プロレス界を席捲したダンプ松本 (c)朝日新聞社

ブル中野らとの「極悪同盟」で女子プロレス界を席捲したダンプ松本 (c)朝日新聞社

 ブル中野。

 最近はバラエティ番組に出演。元格闘家の旦那さんとのやりとりや、3カ月で50キロ減のダイエットなど、いろいろ楽しませてくれている。だがプロレスファンにはよく知られているが、伝説的レスラーでもある。

【写真】ダイエットに成功してスリムになったブル中野さん

 記憶に残る名勝負を残し、海外でのファイトでも高評価を得た。そして多くのメディアにも露出し女子プロレスを世間に知らしめた、大功労者でもある。

 女子プロレスは過去、何度か大ブームを巻き起こした。原動力は、レコードデビューも果たした70年代のジャッキー佐藤(99年死去)とマキ上田によるビューティ・ペア。そして80年代はライオネス飛鳥と長与千種のクラッシュ・ギャルズだ。

 試合前に歌を披露し激しいファイトもする、画期的なスタイルで魅了した。美しくカッコよく、そして強い。そんなレスラーたちに憧れる多くの女性たちの姿は、まるで宝塚歌劇団などのファンともダブるように熱狂的だった。

 そしてクラッシュギャルズのライバルとして抗争を繰り広げたのが、ダンプ松本、ブル中野らの悪役ユニット「極悪同盟」。

 一斗缶をや竹刀を手に、ベビー(=善玉)をいたぶるヒール(=悪役)。加えて悪徳レフェリーまで巻きこみ、悪事を繰り広げる極悪同盟と、それ立ち向かうクラッシュ・ギャルズ。日本人好きする「勧善懲悪」、時代劇のような展開に多くのファンが熱くなった。

 クラッシュ人気時には、極悪同盟の存在も大きかった。試合も勿論だが注目すべきは、プロレスとはあまり関連ないジャンルへの積極的な露出だ。今でこそ多くのレスラーが、テレビなど様々な媒体に出演している。新日本のエース棚橋弘至が映画に出たり、真壁刀義がスイーツを紹介するのは違和感ない。しかしかつてはほとんどなかった。全日本の選手が中継局の日本テレビ系特番に出たり、古くはザ・デストロイヤーが「噂のチャンネル」(これも中継局の日テレ系)でレギュラーだったくらいか。

 そんな中、クロスメディアというのか、中継局のしがらみを超え他局番組に出演したのには驚かされた。(当時の全日本女子プロレスはフジテレビ系) TBS系でオンエアされていた少しエッチなシーンが入るドラマ、「毎度おさわがせします」や「夏・体験物語」に度々出演。登場時にはリング上さながら、大暴れを繰り返した。しかも共演した当時の大人気アイドル・中山美穂と共感したらしく、のちに中山が出演した歌番組にもゲスト出演している。(もちろん番宣などもあっただろうが……)


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