パッキャオと再戦も? メイウェザーの巧みな“引退ビジネス” (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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パッキャオと再戦も? メイウェザーの巧みな“引退ビジネス”

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杉浦大介dot.
引退表明後も試合を行っているメイウェザー(c)朝日新聞社

引退表明後も試合を行っているメイウェザー(c)朝日新聞社

 ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)は本当にボクサーとして引退しているのだろうか。その答えは“ノー”に近いと考えている関係者が多い。2008年6月、2015年9月にもそれぞれ現役引退を表明しながら、遠からずうちに復帰。2017年8月26日にコナー・マクレガー(アイルランド)に勝った後に3度目の引退表明をしたが、真剣に捉えている者は少ないのが現状ではある。

 昨年の大晦日にはまさかの来日を果たし、那須川天心とエキシビションマッチを行った。この試合だけで10億円ものファイトマネーを受け取った通称“マネー(金の亡者)”は、再びビッグマネーを稼ぐ機会があればボクシングのリングに戻ってくるのかもしれない。特にクローズアップされてきたのは、2015年5月に対戦した宿敵マニー・パッキャオ(フィリピン)との“世紀の再戦”だ。

「互いにとって危険が比較的少なく、同時に第1戦ほどではないにせよ、大金が転がり込んでくるファイト。キャリアのこの時点で2人には他に戦うべき相手は存在しない」
ウォーレス・マシューズ(ニューヨーク・デイリーニューズのボクシング記者)

「とてつもない大金が動く一戦だけに、まとまらないとは考え難い。パッキャオの試合やNBAのゲームにメイウェザーが繰り返し現れ、2人が顔を合わせていることは、メイウェザーが再戦を盛り上げようとしていると見るのが妥当だ」
ショーン・ナム(ハンニバルボクシングのライター)

 1月にパッキャオが行ったエイドリアン・ブローナーとの復帰戦後、このように複数の米メディアがメイウェザー対パッキャオ戦は実現すると話していた。

 第1戦時には実に約6億ドルの興行収入を叩き出した人気カードだけに、再戦でその規模が1/3になったとしても、依然として興収は莫大。再び1億ドル近いファイトマネーが手に入るのだから、メイウェザーが動かないはずがない。多くのファン、メディアがそう考えたとしても理解できるところではある。

 しかしーーー。ここにきて、筆者の周囲ではメイウェザーはもうボクシングの試合は行わないのではないかと考える者が増えてきている。



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