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宮本亜門さん前立腺がん公表 60代後半から患者数増加

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前立腺がんを公表した宮本亜門さん (c)朝日新聞社

前立腺がんを公表した宮本亜門さん (c)朝日新聞社

■前立腺がんの治療法ダビンチは細かく正確な動きができ、手ぶれ防止機能もついている。前立腺切除後、とくに尿道と膀胱を縫合する際に有効性を発揮する。小線源療法(LDR)は、会陰から針を刺して、米粒ほどの線源を前立腺に複数挿入する。前立腺を切除することはない(イラスト/寺平京子)

■前立腺がんの治療法
ダビンチは細かく正確な動きができ、手ぶれ防止機能もついている。前立腺切除後、とくに尿道と膀胱を縫合する際に有効性を発揮する。小線源療法(LDR)は、会陰から針を刺して、米粒ほどの線源を前立腺に複数挿入する。前立腺を切除することはない(イラスト/寺平京子)

 演出家の宮本亜門氏(61)が前立腺がんを患っていることを自身のツイッターで発表した。「先日、人間ドックで前立腺ガンと診断されました。気になる症状もなかっただけに、宣告されたとき『なんで自分が』と目の前がクラっときました」とつづっている。

【図解】「前立腺がんの治療法」はこちら

 前立腺は膀胱の下にある、男性特有の臓器だ。正常では、くるみ大で、精液の一部を産生する働きをもち、中に尿道が通っている。前立腺に発生する前立腺がんは、60代後半から患者数が増える。国立がん研究センターの2018年のがん罹患数予測によると、前立腺がんの罹患数は7万8400人と予測され、男性のがんでは第4位となっている。週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2019』では、前立腺がんの治療選択について、専門医に取材している。ここでは、その一部を紹介する。

*  *  *
 前立腺がんの治療では、放射線治療は手術の補助的な位置づけではなく、同等のウェートを占め、同等の治療効果がある。

 手術には開腹手術、腹腔鏡手術、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いるロボット手術がある。ダビンチは、鉗子の可動範囲が広い、3D画像が鮮明などで腹腔鏡に比べて繊細な手技が可能なため、神経や括約筋を温存しやすいなどのメリットがあり、多くの病院で導入されている。しかし病院の考え方で、導入していないところもある。

 そのため、腹腔鏡かロボット手術か、どちらかにかたよっている病院がほとんどだ。腹腔鏡手術のみおこなっている病院でも、症例数が十分であれば、ロボット手術の件数が多い病院と比べて、治療成績に差はないと考えていいだろう。

 放射線治療には、外照射(強度変調放射線治療=IMRTを含む)、低線量率組織内照射(小線源療法=LDR)、高線量率組織内照射(HDR)がある。周囲の正常な細胞に及ぶダメージを抑え、がん細胞に照準をしぼって照射できるIMRTやLDRが主流になっている。また、2018年4月に重粒子線や陽子線などの粒子線治療も保険適用になった。


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