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福島の魚を堪能! カンニング竹山「風評に流されて知らなきゃ損してること」

連載「言わせてもらいますけどね!」

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カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。3月6日に著書『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』が発売(撮影/写真部・小原雄輝)

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。3月6日に著書『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』が発売(撮影/写真部・小原雄輝)

いわき市水揚げされたウニ=2018年5月(c)朝日新聞社

いわき市水揚げされたウニ=2018年5月(c)朝日新聞社

 今回、福島の魚を食べさせてもらいましたけど、本当にうまい。そして安い! まだあまり知られていないけど、試験操業のときには、地元だけじゃなく首都圏の市場でも流通するはずですから、実は狙い目なんですよ。

 こんなに良いものがあるなら漁業を再開したらいいじゃんって思う人もいるかと思うんですけど、もうひとつ別の難しい課題があるんですよ。漁師たちはこの8年間、東京電力からの賠償金で生活できているわけです。それに高齢化もあって、当時60才だった人が68才になり、使っていなかった船や道具のメンテナンスも必要。それに、空白の8年間が人材育成も止めてしまっていて、若手も育っていないわけです。途絶えてしまった販路も開拓しなきゃいけない。

 もらえる賠償金を自ら止めてまで、まだ売れるかわからない漁業を再開するかどうか。いまのままでは賭けですよね。いろんな考え方の人がいるから、漁の再開に反対する人もいるだろうし。船を新しくしたり人を確保したりするのに必要なお金を国が別の形で補償してあげるとか、柔軟なお金の使い方をしないと、本当の意味での復興は難しいと思う。

 それに、福島の漁業について、ほかの地域の人が意見するのが難しい状態になっているのはおかしいと僕は思うんです。それって沖縄の基地問題と同じで、触っちゃいけないものみたいになっている。沖縄の基地をどうするかと同じように、福島の漁業をどう再開するかは日本全体の問題なんですよ。

 いわき市の風景も変わってきています。新しく魚市場もできていて、いまは試験操業のときだけしか使われないから箱モノみたいに見えちゃうけど、これから賑わっていくのが楽しみですよね。近くに大きなイオンもできて、一つの新しい街ができた!という感じです。日本全国にあるイオンが被災地も同じように復興させていくって良いですよね。

 福島はいま、ビジネスチャンスがいっぱい転がっているわけです。そして新しい動きにはかなりの確率で、関西の商売人たちが絡んでいる(笑)。コストが安い場所に目を付ける嗅覚は、さすがの県民性です。

 イメージに流されて、いまの福島を知らないと損している可能性があると僕は思います。ふるさと納税とかやっているなら、大人の社会科見学に行ってみませんか。


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カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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