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仕事でピリつくアホにならないために 一流が持っている「マインド」とは?

連載「アホから解放される相談室」

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田村耕太郎さん

田村耕太郎さん

指示を出すときにもリスペクトは大事(※イメージ写真)

指示を出すときにもリスペクトは大事(※イメージ写真)

 距離を感じさせずフレンドリーに接する。しかしながら、リスペクトは忘れない。これが素晴らしい組織の人間関係のあり方だと感じています。

 相手の立場に立ち、相手との違いを理解し自分にない魅力や能力を持つ。相手のそういう点を心から尊敬する。そういう態度で誰とでも接することを忘れなければ、日本社会からパワハラやセクハラも減っていき、アホも少なくなっていくでしょう。

 かくいう私も、日本で育ち、過剰に自信を持って人に接してきた歴史があるので、この考えに行き着くまでにたくさんの失敗をしました。自分が100%正しく、自分が誰よりもこのことについて知っていると思っていた頃、一緒に仕事をしているメンバーの任務は、私の思った通りに動くことだけだと思い、相手の意見など聞かず、相手の立場などリスペクトせず、とにかく私の意見を高圧的に押し付けていたことがありました。

 そういう場合、得てしてことはうまくいきません。しかし、それは自分のせいではないと思い、また周りに失敗の不満を爆発させました。これが悪循環となり、結果が出せない自分、そしてその組織、そして周囲の人々のストレス度が高まるという形になってしまったのです。

 海外生活、そして海外での子育てを通して、リスペクトを持っていないととんでもないことになるということを実感しました。

 まずシンガポールには多様な国籍や宗教のバックグラウンドを持つ人たちがいます。年齢もさまざまで、若くして責任あるポジションに立っている人もいれば、年齢を重ねても自分が好きな専門職のポジションに留まっている人もいます。女性も日本よりたくさん組織にいて、責任あるポジションについていると思います。

 そういう環境では多様性が当たり前で、それをリスペクトする意識が組織の中に行き渡っていると感じます。リスペクトがないと人は動きませんし、人間関係はあからさまに悪化します。

 自分が上のポジションにあっても「何だその態度は」などとは絶対言ってはいけません。こういう態度は決して受け入れられず、パワハラとして訴えられたり、その人がすぐ辞めて別の組織に移ったりすることで、仕事を進める上で痛手になるかもしれません。


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