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M-1グランプリ 初代王者の中川家が明かした「オエーとえづくほどのすさまじい圧 」

連載「上方芸能ここだけの話」

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中西正男dot.
M-1グランプリ・初代王者の中川家 (c)朝日新聞社

M-1グランプリ・初代王者の中川家 (c)朝日新聞社

 漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」の決勝進出9組が決定した。「和牛」、「霜降り明星」、「ゆにばーす」、「見取り図」、「かまいたち」、「スーパーマラドーナ」、「ジャルジャル」、「ギャロップ」、「トム・ブラウン」という顔ぶれ。ここに敗者復活戦を勝ち上がった1組を加え、10組が決勝で激突する。

 2001年の第1回から全大会を1回戦から取材してきたが、数々のドラマが思い出される。

 お笑いの大会とは思えないくらい、第1回大会は空気が殺伐としていた。今よりもプロダクション間に垣根があったし、違うプロダクションのコンビ同士が同じステージ、しかも、全国規模のステージで戦うという場はなかった。

 なので、会場にはある種の他流試合のような空気が流れていた。互いの看板をかけたつぶしあい。緊張感を越えた、殺伐とした空気が確実にあった。

 その中でも印象深いのはまず初代王者の「中川家」の話だった。

「今振り返っても、やっぱり、第1回というのは特殊やったと思います。出る側も、作る側も、見る側も、もちろん初めて。最初は『吉本のことやから、優勝賞金1000万って言っても、1000万ウォンでした!!みたいなオチがあるんちゃうの?』なんて言うくらい疑ってもいましたからね。それくらい、斬新というか、規格外でしたよね」(剛)

「出ている芸人にも『これは普通の大会と違う…』という感覚がありました。普段、劇場ではベラベラしゃべってるようなメンバーが、予選会場で顔を合わせたら、全然しゃべらんようになってました」(礼二)

 百戦錬磨の2人でも、違和感を覚えるくらいの大会だったが、決勝での緊迫感はさらに別格だったという。

「『M-1』の決勝以上に緊張の中で漫才をしたことはないです。本番前は話をすることもなく、2人で『…オエーッ』とえづいてばっかりでした」(礼二)

「最初の大会やったから、スタッフさんも当然慣れてない。午後6時半から本番やったんですけど、出演者は正午集合やったんです。でも、リハーサルと言っても、オープニングの段取りとマイク調整くらい。その後“自由時間”が6時間くらい…。そらね、この時間は地獄でしたよ」(剛)

 


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