内田篤人も称賛…鈴木優磨は“大迫のバックアップ問題”を解決するのか?【河治良幸】 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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内田篤人も称賛…鈴木優磨は“大迫のバックアップ問題”を解決するのか?【河治良幸】

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サッカー日本代表の森保監督 (c)朝日新聞社

サッカー日本代表の森保監督 (c)朝日新聞社

 サッカー日本代表の森保一監督は11月16日のベネズエラ戦と20日のキルギス戦に向けた23人のメンバーを発表した。FWでは大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、前回は追加招集だった北川航也(清水)に加え、鈴木優磨(鹿島)が初招集となった。今回は小林悠(川崎)と浅野拓磨(ハノーファー/ドイツ)のケガも選考に影響したはずだが、鈴木は代表入りの期待が高かった選手でもあり、満を持しての初招集とも言える。

 鈴木の選出について森保監督は「ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の決勝に臨み、アジアのチャンピオンを目指す力のあるチームの中で得点という結果を出し、FWの選手として存在感を発揮してくれている」と語っており、アジアの舞台で示している存在感が選出の決定打となったようだ。

 ただ、鈴木はACLでここまで2得点しか挙げておらず、ゴールという基準に照らし合わせれば物足りなさもある。J1では11得点を記録しているが、得点王争いの上位にいるわけではない。しかし、実際に試合を観ていれば、鈴木の献身的なプレーなくして鹿島の躍進はあり得なかったとすら思える。前線からのディフェンス、1タッチの落とし、囲まれても粘り強く味方につなげるパス、ポストプレー、ゴール前でディフェンスを引きつけるスペースメイクなど幅広く貢献している。

 それらは鹿島の先輩であり、現在はドイツで活躍する大迫に通じるものがある。取材で話を聞くと、本人はストライカーとしてゴールにこだわっている様子だが、試合においては鹿島の勝利のために、あえて公に主張しなくてもディフェンス、ポストプレー、スペースメイクは当然するべき仕事として鈴木のマインドにインプットされている。日本代表においても、そうしたスタンダードのプレーは森保監督に要求されるまでもなくこなすはずだ。

 その中でも、鈴木のポストプレーは大迫を除けば興梠慎三(浦和レッズ)と並び、日本人FWで1、2を争うレベルの選手であることは間違いない。身長やサイズなら182cm75kgの鈴木を上回るFWは何人もいるが、相手のディフェンスを背負うことを厭わず、瞬時の動きでマークを外して捌くプレーの質で並ぶ者はそういない。その鈴木を評してチームメートの内田篤人は「優磨はやっぱりポストプレーがうまいから。日本でも1位2位じゃない?」と評価し、ジェイ(札幌)やジョー(名古屋)といった外国人の長身FWに比肩し得ると語った。



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