爆笑問題が先駆者? お笑い芸人の「ライブビューイング」が人気を博す“背景”とは... (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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爆笑問題が先駆者? お笑い芸人の「ライブビューイング」が人気を博す“背景”とは...

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黒崎さとしdot.
爆笑問題 (c)朝日新聞社

爆笑問題 (c)朝日新聞社

■千鳥や東京03、ナイツも続々と参入

 爆笑問題はテレビタレントとして人気が高く、幅広い層に支持されていて、彼らが出演する事務所ライブのチケットはずっと入手困難な状態が続いており。それを解決するために全国の映画館でのライブビューイングが実施されたという。

「最近ではこれに続いて、東京03、千鳥、ナイツ、バカリズムなどのライブでもライブビューイングが行われています。お笑いライブを映像で見ると、生で見るよりも臨場感は少し落ちるものの、表情や動きがはっきり見られるというメリットもある。お笑いライブを見る側にとって重要なのは、客席で多くの観客に囲まれて彼らと一緒に笑うという体験。ライブビューイングでもこれを味わうことはできるので、お笑いライブの醍醐味は損なわれていない。ライブビューイングは、お笑いライブの新しい形として、芸人側にも観客側にもメリットがあるので、これからますます広まっていくでしょう」(前出のラリー遠田氏)

 一方、映画館側の事情もあるようだ。映画館離れが進む中、業界は生き残りをかけてさまざまな策を打っており、そのひとつが参加型ライブというわけだ。

「00年代の中頃からミュージシャンのライブや、お芝居やサッカーなどスポーツの日本代表戦などで、ライブビューイングの会場として映画館が使われるようになり、お客さんを集めてきました。近年、映画館は興行収入の落ち込みを危惧して、さまざまなイベントを打っています。ライブビューイングに限らず、例えば爆音で上映する試みも生まれている。ライブビューイングは、とくにTOHOシネマズが積極的に力を入れているようですが、参加型イベントとしてはちょうどよい距離感で、地方の人なども気軽に参加しやすいので受け入れられているのでしょう」(映画ライター)

 お笑いを楽しめる新たな形態として、ライブビューイングは大きな潮流になりそうだ。(ライター・黒崎さとし)


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