■自衛隊に入っていたかもしれない「あの女優」

 広瀬は、芸能界に入った理由について「事務所の社長に声を掛けられて断りきれなかったから」と語っている。仮に、その誘いがなければ、何らかの形でバスケに関わっていたかもしれない。その一方で、「実際に別の仕事に進む岐路に立たされた女優もいる」と語るのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「それは本田翼(26)です。14歳でモデルとしてデビューした本田ですが、大学受験に失敗した時に母親から仕事をするか、もう一度勉強するか、自衛隊に入るかの3択を迫られたそうです。それがキッカケで、芸能界で仕事をすることを決めたとか。結局、女優として大成しているので選択は間違ってなかったわけですが、売れている女優は表現力以外にも、体力や客観的視点など総合的な力があります。もちろん、他の仕事をしても成功する可能性は高いと思いますよ」

 芸能リポーターの川内天子氏は以下のように分析している。

「今まで多くの芸能人を見てきてましたが、芸能界で光っている人は、何をやっても成功するんだと思います。ひいてはみなさん女優として成功しているわけですからなおさらでしょう。『一芸に秀でる者は多芸に通ず』です。どんな職業に着いても、しっかり目標やビジョンを持って、まっしぐらに突き進む。それくらいの強い意志があるので、これほど強いものはないですよ」

 現在の仕事とは違う分野にも興味を持っていた人気女優たち。タイミング次第で女優になっていなかったかもしれないが、仮にそうだったとしても、それぞれの業界で成功している可能性は低くはないようだ。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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