木村佳乃 (c)朝日新聞社
木村佳乃 (c)朝日新聞社

■バラエティー出演に事務所は痛し痒し?

【写真】24時間テレビでトライアスロンを完走したみやぞんと相方のあらぽん

 8月25日と26日に放送された「24時間テレビ41 愛は地球を救う」(日本テレビ系)でチャリティーパーソナリティーという大役を見事務めた木村佳乃(42)。番組終了後に報道陣に対し、「真っ白です。抜け殻の状態。終わった後の脱力感がある」「今は娘たちに感謝したい」と感想を口にした。

 近年は「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)での女優らしからぬ体当たりぶりが話題になっており、女優としての枠を超える人気ぶりだ。バラエティーでの木村もかなりこなれてきたようで、8月13日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)では、木村の特技だというレモンの早食いを披露するも、ネプチューンの名倉潤(49)との勝負に負けてしまい、名倉が共演する芸人たちから「見せ場を潰した」と攻められる結果に。バラエティー的にはおいしいネタとなった。

 民放バラエティー制作スタッフはこう明かす。

「彼女の場合、何せ夫がジャニーズのプリンス・東山紀之(51)なので、トークのネタにはことかかない。夫や子供のことを話すこともあり、その発言が芸能マスコミにも取り上げられやすくなりますよね。彼女自身もオファーが来たら断れない性格のようで、その上、やるからには本気で頑張ってしまう。むちゃぶりにも気さくに応えてくれるので、現場スタッフからの信頼も厚く、面白がられている。昨今の『イッテQ!』の盛り上がりも、普通は女優がやらないような体当たりロケを敢行した部分が面白がられたわけですからね」

 一方、芸能プロダクション関係者は女優としての木村との仕事のバランスを気にかけている。

「このところ、バラエティー番組へのオファーに関して本人はノリノリみたいなんですが、事務所としては判断が難しいようです。木村さんの本職はもちろん女優で、最近ではキャリアウーマンや仕事のできる上司役、武将などを後ろでビシッと支える妻役がハマりどころ。あんまりバラエティー慣れすると、どうしてもイメージが崩れてしまいますからね。CM依頼にも影響する可能性もある。とはいえ、一方で最近の俳優や女優は皆、バラエティーでぶっちゃけトークを披露し、それで人気に火がついて本業の仕事が増えることもある。事務所としては痛し痒しといったところでは……」

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名司会者への道を突き進む?