安室奈美恵の引退でカンニング竹山が考えた結論とは? (3/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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安室奈美恵の引退でカンニング竹山が考えた結論とは?

連載「言わせてもらいますけどね!」

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カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

今年9月での引退を発表している安室奈美恵さん(写真提供:avex)

今年9月での引退を発表している安室奈美恵さん(写真提供:avex)

 そしたらその人は恐い人ではなくて、山梨県かどこかの人で数年前に事業が失敗して会社も倒産して、首をくくろうと思っていたらしい。そのときにテレビに僕が出ていたと。そのオジサンの表現だと僕が「みんなにいじめられながら『うるせーこのやろう!』とか言いながら頑張って戦っていた」と。それを見て「俺は何、死のうとしているんだ?」と思って死ぬのをやめたと書かれていたんですよね。「また一から頑張って、今日こうやって家族で焼き肉屋にやっと来ることができた。竹山さん本当にありがとうございました」という手紙だったんですよ。

 自分を咎めましたね! だって恐い人だったら嫌だなと思っていたんだから(笑)。でも、そうか僕らの仕事は間接的かもしれないけど、テレビを見た人がそれぞれに受け取って、それが僕らのパワーになっているんだと思ったんですよね。僕はステージから「みんな愛してるよー!」とは言わないけど、テレビでキレて怒っている姿を見て、人生頑張ろうと思っている人もいる。世の中そういうふうに受け止めてくれる人もいるんだから、僕は僕で頑張らないといけないと思ったわけです。もちろんファンのため、とかじゃなく自分のためにね。

 だってあの時、あのオジサンは僕をテレビで見ていなかったら首をくくって自殺していたかもしれない。家族もいるのに。バラエティーだってときどきこういうことが起きるんですよ。不特定多数が見ているテレビとか芸能の仕事ってこういうことだから、どんなシチュエーションでも一生懸命やらなきゃいけないんだなと思ったんですよ。ロケで沖縄に行っても北海道に行っても、自分のことを知ってくれている人がいて、それが日常になってきているんですけどよく考えると不思議なことですよね。

 安室ちゃんはその最たる人ですよね。クオリティーの高いものを常に出し続けて、安室ちゃんによって人生が変わった子もいっぱいいるだろうし、そのことも受け止めながらやっていると、良くも悪くもプレッシャーになるだろうし大変なことがあるんだろうなと思う。アーティストの人たちは自分が納得できるものしか出したくないわけで、すべて自分で決めなきゃいけないし。だから自分で、ここまでって決めたのかもしれないですよね。


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