■天然の忘れ癖も魅力?

 子供の頃から海外生活を経験し、高校生で格式や伝統を重んじる馬術競技に在籍するなど、育ちの良さを感じさせる経歴だが、一方では「忘れっぽい」という欠点もあるとか。

 小学生の頃、夏休み明けに登校すると弁当箱を置きっぱなしにしていたことが発覚し、カビだらけになっていたエピソードや、控室でコートを脱ぐとスカートを履いてくるのを忘れていたことに気付いた話、友人と間違えて20分間もマシンガントークを繰り広げたことがあるなど、失敗エピソードには事欠かない。

 木村と親しいイモトアヤコ(32)曰く、トイレに行きたいと言うも食事をすると尿意すら忘れていたことも……。もはや天然とも言える忘れ癖があるようだ。

 さらに、「意外と発言にもその天然ぶりがうかがえる」と話すのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「例えば、ある絵本の発表会でハロウィーンの話になり、芸人の仮装が流行っていると聞いた木村は『45億ってやつですか? アレッ? 35億だ』とブルゾンちえみのギャグを微妙に勘違い。サンシャイン池崎についても、『ランニングでウォー!ってやつですよね。騒然爆発じゃなくって、なんでしたっけ?』と天然ぶりを発揮していました。さらに、MCを務めたグルメバラエティー番組の会見では、タケノコの天ぷらを作っている際、油に手を突っ込んで食べてみたいとか、木村がとっぴなことを言うと、共演者から暴露されていましたね。『イッテQ!』で人気者になった木村ですが、体を張る一方、育ちの良さや気取らない性格がテレビから伝わってくる。だからこそ、視聴者にとってより魅力的に映るのだと思います」

 最近は人気だけでなく女優としての存在感も増している木村。まさに、芸能界において独自のポジションを確立しつつあると言っても過言ではないだろう。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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