(※写真はイメージ)
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(WHOによる診断ガイドライン(ICD-10)を編集部で改変)
(WHOによる診断ガイドライン(ICD-10)を編集部で改変)

 時折むせびながらも、記者の質問にゆっくりと答えた人気グループ「TOKIO」の山口達也メンバー(46)。26日14時12分から始まった質疑応答の冒頭から、酒により体調を崩していたことを打ち明けた。

【チェックリストでわかるアルコール依存症の恐れ】

 会見では、1月15日から約1カ月間入院したことも吐露。記者からの「アルコールで、ですか?」との質問には即座に否定したものの、仕事の多忙から肝臓の調子を悪くしたことで入院し、「会社(ジャニーズ事務所)の考えで病院から仕事に通っていた」とも語った。

 退院したのは2月12日。「退院したし、ちょっと飲もうかな」と飲み始めたお酒は、「焼酎の瓶1本くらいは飲んでいた」とも打ち明けた。あげく「酩酊泥酔の感じ」になり、その夜、番組共演者である女子高校生を自宅に呼んでキスを迫った、くだんの「騒動」につながった――。

「TOKIO」メンバーの国分太一さんが同日朝、司会を務める情報番組「ビビット」(TBS系)で、山口メンバーについてはこう語った。

「お酒が好きだということは間違いない。病院に通っていたっていうこともあると思う。断絶したいという気持ちもあったとは思うんですけど、なかなかできなかった。だから、こういったことを起こしてしまった」

 山口メンバーは「(アルコール)依存的なものはないと自分では思っている」と強調した。だが、離婚前後の2016年には、アルコール依存症の治療で有名だった病院に通う姿を入院患者に目撃されている。

「山口さんは毎週のように通院していました。車は黒のワゴン車で、窓もスモークがかかって外からは見えないようになっていた。普通の車とはまったく違うから、逆に目立っていました。到着するとスタッフが受付をしていた。私が本人を見た時はサングラスとマスクをしていたけど、すぐに山口さんだとわかりました」(目撃した患者)

 一般に、自分で酒の飲み方をコントロールできなくなるアルコール依存症。「断酒」が原則だった治療に対して、酒の量を控える「節酒」での治療法も試みられている。ここでは週刊朝日ムック『新「名医」の最新治療2015』から、アルコール依存にまつわる治療法を紹介する。

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本人はアルコール依存という事実を認められない