いずれにせよ、冬季オリンピックが終了し、凱旋帰国したカーリング女子日本代表や羽生結弦選手に、ごく一部ではあるが心ない声が浴びせられ、それを発端に“炎上”しているというわけだ。こうした現象に対し、スポーツライターの折山淑美さんはこう分析する。

「活躍する選手に対し嫉妬したりひがんだりして、よく思わない人というのが10%ぐらい必ずいます。こうした少数意見が目立つだけであって、こうした意見を多数意見として捉えてはいけません。おやつタイムにしても、カーリングの場合、試合時間が長いから休憩時間があり食事するわけですが、これはマラソンの給水と一緒です。まるっきり的外れな批判と言えます」

 やはり、少数意見に火がついているようだ。一方、選手はどう受け止めるものなのだろうか。

「アスリートの側も、そういうひがみや嫉妬を覚悟の上で臨んでいることだと思います。批判を相手にせず、これからも頑張ってもらいたいですね」(前出の折山さん)

 人気者は辛いよというところか……。(河嶌太郎)