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岡崎慎司、監督解任で再評価された無視できない“存在価値”

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プレッシングサッカーの中心を担うレスターFW岡崎(写真:Getty Images)

プレッシングサッカーの中心を担うレスターFW岡崎(写真:Getty Images)

 レスター(イングランド)の岡崎慎司はなぜ調子を取り戻したのか?

 クラウディオ・ラニエリ前監督が解任される前はベンチ要員に成り下がっていたが、アシスタントコーチのクレイグ・シェイクスピアが指揮官に昇格すると、岡崎の出場機会は格段に増えた。たしかに、コンディションも試合を重ねるごとに良くなっている。

 ただ、当の岡崎は「(監督交代の前も、後も)自分のやることは変わっていない」という。

 献身的な守備で前線からプレスをかける。あるいは、ピッチを幅広く動いてパスコースをつくる。監督交代の有無にかかわらず、岡崎はレスターで築き上げた自身のプレースタイルをここまで貫いてきた。つまり、岡崎はアプローチを変えていない。ゴールを目指すだけでなく、さまざまな役目をこなす岡崎の“存在価値”が、監督交代を機に再評価されたのである。

 この結果、出場機会が増えた。シェイクスピアが監督に昇格した直後のリバプール(イングランド)戦で、岡崎は次のように語っていた。

「(シェイクスピア)監督は昨シーズンのやり方を求めている。今シーズンは、ちょっとラニエリ監督もいろいろ試行錯誤して、迷ったところがあったと思う。迷っていたのを側で見ていたので、シェイクスピア監督も『こうすれば(=元に戻せば)落ち着くな』と思ったのではないか。自分を入れた方がチームとしても動きがよくなると、監督もそう言ってくれている。自分の良さを確実に理解してくれているし、そういうことを試合前にも話してくれる。『(ジェイミー・)ヴァーディーとお前のプレッシャーが確実にこのチームの助けになるから』って。『そこは絶対』という感じですね」

 布陣や人選をひたすらイジくりまわしたラニエリ監督の解任を機に、レスターは昨季優勝時のプレースタイル、つまり前線から積極的に敵を捕まえにいく「プレッシングサッカー」という原点に立ち戻った。そのなかで、ディフェンシブフォワードとして献身的にプレスをかける岡崎は、昨季レスターの象徴的存在として先発に復帰した。おかげでレスターは躍動感を取り戻し、連勝街道に乗って降格圏を脱した。


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