トレード、戦力外になった選手達 “新天地”で這い上がれるか (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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トレード、戦力外になった選手達 “新天地”で這い上がれるか

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巨人から日本ハムに移籍した大田泰示選手(c)朝日新聞社

巨人から日本ハムに移籍した大田泰示選手(c)朝日新聞社

 年が改まった2017年。普段以上に強い決意を持って新シーズンを迎えようとしている男たちがいる。三顧の礼をもって迎え入れられるFA移籍組がいる一方で、トレード、戦力外を経て新天地での“再起”に懸ける選手たちを紹介したい。

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 トレード――。ひと昔前のネガティブなイメージこそなくなったが、それでも“放出された”選手たちに悔しさがないといったら噓になる。「古巣を見返す」という意味で、まず注目したいのは「前巨人」の選手たちである。今オフ、空前の大補強のあおりを受ける形で、小山雄輝が楽天、大田泰示、公文克彦の2人が日本ハムへトレード移籍。さらにFA補償として平良拳太郎のDeNAへの移籍も決まった。

 その中で密かに期待値が高いのが小山だ。大卒1年目の11年に1軍デビューを果たすと、長身から繰り出すストレート&フォークで結果を残し、14年には交流戦で3勝を挙げるなど計16試合(先発15試合)で6勝2敗、防御率2.41の成績でリーグ優勝の陰の原動力となった。ここ2年は1軍未勝利と苦しんだが、まだ28歳と若く、慢性的な投手不足に悩む楽天では多くのチャンスをもらえるはず。「声を掛けていただいた楽天に恩返ししたい」と燃えている。

 “未完の大砲”として期待され続けてきた大田の“覚醒”を夢見るファンも多くいる。東海大相模高から鳴り物入りのドラフト1位でプロ入りしたが、ここまでのプロ8年間で放った本塁打は計9本のみ。長打力だけでなく、俊足、強肩も併せ持っていただけに、一時は出塁に重きを置いたスタイル習得に取り組んだが、それが彼本来の魅力を失うことにも繋がった。移籍を機にもう一度初心に帰り、和製大砲としての輝きを取り戻したい。

 前巨人組同様に、前ソフトバンクの選手にも注目だ。巨人以上の選手層の厚さを有するチームの中で今オフ、細川亨が楽天、柳瀬明宏が阪神、猪本健太郎がロッテと、それぞれ戦力外を経て新天地への移籍を決めた。

 実績面では細川が断トツだ。西武、ソフトバンクで計15年を過ごし、5度の日本一を経験。ここ2年はケガと若手の台頭で出番を減らしたが、打者の弱点を突きながら投手の能力も巧みに引き出す卓越したリードはさび付いていない。コーチ就任の話を断り、故郷でもある東北の地に再び歓喜を届けるつもりだ。


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