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5球団競合を制したソフトB、ロッテとともに“最高評価”のチームとは?/球団別ドラフト採点<パ・リーグ編>

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西武から1位指名され、会見で笑顔を見せる作新学院高の今井=宇都宮市の作新学院 (c)朝日新聞社

西武から1位指名され、会見で笑顔を見せる作新学院高の今井=宇都宮市の作新学院 (c)朝日新聞社

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日に都内で行われ、今年は87人が本指名を受けた。12球団のうち、最も的確な補強に成功したのはどこか。前日のセ・リーグ編に続き、パ・リーグ6球団のドラフト戦略を採点する。

【日本ハム】80点
1.堀 瑞輝(広島新庄高)投手
2.石井 一成(早稲田大)内野手
3.高良 一輝(九産大)投手
4.森山 恵佑(専修大)外野手
5.高山 優希(大阪桐蔭高)投手
6.山口 裕次郎(履正社高)投手
7.郡 拓也(帝京高)捕手
8.玉井 大翔(新日鐵住金かずさマジック)投手
9.今井 順之助(中京高)内野手

 即戦力右腕2人をクジで外したことで素材型へと一気に舵を切った。その結果、必殺のスライダーを持つ堀、高い潜在能力を持つ高山、履正社の2枚看板として鳴らした山口という高校生左腕を3人指名。さらに“ゴジラ2世”との呼び声も高い森山、高校通算68本塁打の今井というスラッガータイプの2人に、万能捕手の郡と将来性豊かな人材が並んだ。育成力に自信のある球団らしい、好感の持てるドラフトとなった。確かに来年だけのことを考えれば、石井が内野の控えから1軍定着を狙い、高良、玉井が中継ぎでチャンスを伺うぐらいで効果は少ないかも知れないが、5年後、10年後には大成功となる可能性を秘めている。


【ソフトバンク】90点
1.田中 正義(創価大)投手
2.古谷 優人(江陵高)投手
3.九鬼 隆平(秀岳館高)捕手
4.三森 大貴(青森山田高)内野手

 田中正義という新たな怪物を5球団競合の末に見事に手に入れた。これだけで今年のドラフトは大成功と言えるだろう。今年は右肩痛に苦しんだため、その部分への不安はある田中だが、万全ならば間違いなく1年目から先発ローテーションで15勝を狙える。本人にとっては戦力も含めて環境が整い、焦る必要のない球団に入れたことは歓迎すべきことだろう。また、2位では多くの伸びしろを残す高校生左腕の古谷、3位では打てる捕手である九鬼を指名。4位に三森を加えて12球団最少の指名4人にはやや不満が残るが、それを補うように育成で計6人を指名。これまで通りに3軍制がしっかりと機能すれば育成指名からの新たなスターが誕生するはずだ。


【ロッテ】90点
1.佐々木 千隼(桜美林大)投手
2.酒居 知史(大阪ガス)投手
3.島 孝明(東海大市原望洋高)投手
4.土肥 星也(大阪ガス)投手
5.有吉 優樹(九州三菱自動車)投手
6.種市 篤暉(八戸工大一高)投手
7.宗接 唯人(亜細亜大)捕手

 田中の1位指名を真っ先に公言したことで一度は諦めたはずの佐々木を起死回生でゲット。2位では即戦力として大きな期待を持てる久慈賞&若獅子賞W受賞右腕の酒居の指名に成功し、3位で地元出身のスター候補生である高校生右腕・島を指名。上位3人の顔触れは12球団トップとも言える。また、7位で指名した宗接の強肩には一見の価値あり。結果的に大学・社会人の投手4人を指名して「お腹いっぱい」と伊東監督。欲を言えば土肥一人だけの指名に留まった左腕をもう1枚は指名しても良かったかも知れないが、指揮官もファンも満足のいくドラフトであったことは間違いない。


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