サザエでラジオを作った「ベイエフエム」の恐るべき“ラジオ愛” (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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サザエでラジオを作った「ベイエフエム」の恐るべき“ラジオ愛”

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ベイエフエムの吉田八郎さん(左)と小縣正幸さん

ベイエフエムの吉田八郎さん(左)と小縣正幸さん

「SAZAE RADIO」

「SAZAE RADIO」

 首都圏エリアに向け番組を放送しているラジオ局、ベイエフエムがまさかの商品を開発した。その名も「SAZAE RADIO」。つぼ焼きでおなじみのサザエを、ラジオにしてしまったのだ。

 SAZAE RADIOは、千葉県美浜区にあるベイエフエム本社が海の近くにあることから「海のものとラジオで面白いものができないか」と考えたことから生まれたという。商品は、本物の千葉県産サザエの殻に、ラジオの基盤が埋め込まれているという構造だ。販売は限定100個。というのも、この商品は同社編成局次長の小縣正幸さんと、開発担当の吉田八郎さんの2名によって完全「ハンドメイド」されたものだからだ。開発の経緯を小縣さんは次のように振り返る。

「サザエからラジオの音が聞こえたら面白いのでは?と思い、率直に作ってみたいと思って作りました。そして実際に作ってみたら人に見せたくなってしまって、それなら販売するか、という形に。最初は100個も作るのは厳しいかなというのもあったんですが、100個は作らないと販売の形にできなかったので」

 制作の背景には数々の苦労があった。SAZAE RADIOの制作は、まずサザエの殻を集めるところから始まる。音質等を考慮した結果、普段目にするつぼ焼き用のものではなく、手のひらからはみでるような、大ぶりの刺し身用サザエの殻を使うことに決定。小縣さんが千葉県館山市の漁協にかけあって、まちまちのサイズの殻からちょうどいいものを調達した。それらを漂白剤につけ、ひとつひとつ磨き、インテリアとして置いても映えるような白い貝殻に仕上げる。この磨く作業も小縣さんがひとつひとつ手作業で行った。

 一方で、ラジオの基盤部分にも苦労がにじむ。開発担当の吉田さんは話す。


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