外国人も納得!「世界の朝食」レストラン、再現度が高い理由

グルメ

2015/09/12 07:00

 こうした説明は店員に聞くこともできるし、各席にも料理やその国の文化などについて書かれたリーフレットが置いてあるので、そちらでも確認できる。なるほど、こういう背景でモロッコの朝食は作られているのか……と、普段はあまり入ってこない異国の知識が、朝食を通してだとなぜかすんなり頭に入ってきた。これこそ、どうやらこのレストランの狙いらしい。

「『朝食を通して世界を知る』というのが、このお店のコンセプトなんです」

そう話すのは同店のPRを担当する堀内明さん。このお店を立ち上げた背景には、オーナーである木村顕さんのひとつの体験があったという。

 実は日光で日本の伝統的な住宅様式を利用した宿泊施設を運営している木村さん。利用客には外国人も多く、彼らと話しているなかで、木村さんはあることに気付いた。相手に「どんな国に住んでいるの?」と聞いても、相手は頭を悩ませることが多い。しかし「毎日どんなものを食べているの?」と聞くとすんなり答えてくれる。そしてこちらも、食事を知ることでなんとなくその国のことが見えてくるのだ。

 なかでも特徴が見えるのが「朝食」だった。朝食はどの国でも、身近な食材を使った簡単に作れるメニューが多いからだ。そこで、お客さんに自国の朝食を絵に描いてもらうと、世界各国、それぞれのカラーが見えてきた。食材や調理法によっては、その土地柄や、国民性、宗教までも見えてくることもあった。

「朝ごはんをきっかけに、世界を知ることができるかもしれない」

 そんな木村さんの好奇心から生まれたのが、この店だった。2013年にオープンした同店は、これまで15カ国の朝食を特集している。テーマとする国は季節感やその時期に行われるイベントなどに合わせて決めるという。例えば、暑い時期には南国の朝食。サッカーW杯の時は開催国・ブラジルの朝食、といった具合だ。

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