マドンナ、自身の容姿に対する批判は“年齢差別や女性差別”であると反論
マドンナ、自身の容姿に対する批判は“年齢差別や女性差別”であると反論

 現地時間2023年2月5日に開催された【第65回グラミー賞】で、マドンナがステージに立ち、サム・スミスとキム・ペトラスが<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>を受賞した楽曲「Unholy」のパフォーマンスを紹介し、音楽において大胆で挑発的、論争的で危険であり続ける二人に拍手を送った。

 しかし、授賞式の放送後にネット上で目立ったのは、彼女の力強いスピーチに関する内容ではなく、整形手術に失敗したのではなどと彼女の外見を攻撃する投稿だった。

 こうした中、2月7日にインスタグラムを更新したマドンナは、様々なアーティストと一緒に授賞式を笑顔で存分に楽しんでいる自身の動画を共有しながら、アンチへの反論メッセージを綴った。まず彼女は、「【グラミー賞】でキム・ペトラスとサム・スミスを紹介できたのは光栄でした。本当は最後の<年間最優秀アルバム>の表彰をしたかったのですが、それよりもトランスジェンダーの女性が初めて【グラミー賞】でパフォーマンスをすることを紹介することの方が重要だと思ったのです。歴史が作られる瞬間です!!おまけに彼女は【グラミー賞】を受賞しました」と、サムとキムの偉業を称えた。

 そして続けて、「多くの人が、報道カメラマンによって長い(望遠)レンズのカメラで撮られた、誰の顔も歪ませるような私のアップ写真についてだけ話すことを選びました。またしても、私たちの住む世界に蔓延する年齢差別や女性差別の目にさらされてしまったのです。45歳を過ぎた女性を祝うことを拒否し、彼女が強い意志を持ち、勤勉で冒険的であり続けるなら、彼女を罰する必要があると感じる世界です」と、自身に対する批判に反論した。

 マドンナは、自身の容姿について“一度も謝ったことはない”し、“これからするつもりもない”と述べ、ビヨンセの『ルネッサンス』のヒット曲「Break My Soul」を引用しながら、「私はキャリアの初期からメディアに貶されてきましたけれど、これは全て試練だと理解していますし、私の後ろにいる女性たちがこれからもっと楽に過ごせるように、私は喜んで先駆けになります」と綴り、最後に彼女らしく、“Bow down b****es”(こうべを垂れなさい)と締めくくっている。