セレーナ・ゴメス、メンタル・ヘルス月間に“言葉の大切さ”に焦点を当てたキャンペーン開始
セレーナ・ゴメス、メンタル・ヘルス月間に“言葉の大切さ”に焦点を当てたキャンペーン開始

 セレーナ・ゴメスが、メンタル・ヘルス月間に向け、言葉の大切さについての新キャンペーンを開始する。2022年5月1日に彼女は、<Your Words Matter>という新しいキャンペーンの開始を自身のSNSを通じて発表した。

 “メンタル・ヘルスについて話すときの言葉の力について教育する”ことを目的としたこの活動は、セレーナのメイクアップ会社Rare Beauty(レア・ビューティー)とメンタル・ヘルス・ファーストエイドのパートナーシップによるものだ。

 これまでもメンタル・ヘルスについて積極的に啓蒙してきたセレーナは、3億1700万人のフォロワーを持つインスタグラムに、「あなたの言葉は重要です。@RareBeautyではメンタル・ヘルス月間に関連し、1か月間インスタとレア・ビューティーの特設ページでリソース(援助)を共有し、あなたの言葉が持つ力への意識を高めていきます。一緒に(精神衛生に関する)悪いイメージを打破しましょう」と綴っている。

 セレーナの投稿には、スマホのメモアプリを使って書かれたメッセージのスクリーンショットも含まれている。そこで彼女は、「言葉は、人々が助けを求める際の障壁となり、心の健康に関連する悪いイメージを増大させることがあります。これらの言葉の多くは、あまりにも長い間正常化され、受け入れられてきましたが、自分たちが使う言葉に意識を向ける時が来たのです……なぜなら、それらは重要だからです」と綴っている。

 彼女は続けて、「自分のTikTok動画を(見返しても)、言葉が重要であり非常に大きな影響力を持つことを、今、実感しています。皆さんと同じように私も日々学んでいます。うっかり間違えてしまうことだってあるかもしれませんが、それでもいいのです。大切なのはもっとうまくやろうとすること、そして自分を思いやることです」と書いている。

 Rare Beautyのインスタグラムでは、相手の精神衛生状態ではなく、その人に焦点を当てるために言葉の表現を変えるヒントをいくつか提供している。例えば、“双極性障害者”と言うのではなく、“双極性障害を抱えている人"と言い換えたり、“自殺した人”を “自殺によって亡くなった人”とするなどの例が挙げられている。

 昨年のメンタル・ヘルス月間では、セレーナとRare Beautyは“メンタル・ヘルス101”というキャンペーンを立ち上げた。これは彼女によると、“メンタル・ヘルス教育を支援し、教育サービスにおけるメンタル・ヘルス・サービスの充実のための財政支援を促すことを目的とした”キャンペーンだった。

 最近Wondermind(ワンダーマインド)というメンタル・ウェルネス・サイトを立ち上げた彼女は、双極性障害と診断されたことを2020年4月に自身のインスタグラム・ライブ・シリーズ『Bright Minded』で初めて明かした。メンタル・ヘルスに関する啓発活動が評価され、2019年9月に【McClean Award】(マックリーン賞)を受賞した彼女は、受賞スピーチで不安やうつとの闘いを詳しく語っていた。