斉藤和義、「Boy」を3/10より先行配信&浦沢直樹が手がけたMVもプレミア公開決定
斉藤和義、「Boy」を3/10より先行配信&浦沢直樹が手がけたMVもプレミア公開決定

 斉藤和義のニューアルバム『55 STONES』のリードトラック「Boy」が3月10日より先行配信されることが決定した。

 あわせて、ジャケットアートワーク、最新のアーティスト写真が公開。さらに、ミュージックビデオが3月10日のAM0:00からYouTubeでプレミア公開されることも明らかとなった。

 「Boy」は2020年の自粛期間中、斉藤が自作ギターの制作に取り組みながらも曲を作るようなモードになりきれずにいた5月中旬に、ふと手にしたギターから原型が誕生。イントロのリフが出来た頃には既に手応えを感じる程で、それからメロディも歌詞も一気にアイデアが湧いたという。ただ、この曲はライブツアーメンバー(Ba:山口寛雄、Gt:真壁陽平、Dr:平里修一)と共にスタジオで仕上げていきたいと考え、緊急事態宣言が明けた直後の5月下旬に久しぶりの再会を果たしレコーディングされた。その貴重なスタジオセッションの映像はアルバム「55 STONES」の初回限定盤に収録されている。

 そして、プレミア公開となる「Boy」のミュージックビデオは漫画家・浦沢直樹が手掛けたことも明らかに。きっかけは浦沢と元々親交のあった斉藤が直接オファーしたことからスタート。ホウキをギター代わりにかき鳴らす少年のラフ画を浦沢から見せられた斉藤は、曲のイメージと完全に重なったと言い、それを受け浦沢も直ぐに絵コンテを作成し具体的にアニメーションの制作に入った。自身の連載や企画を多数抱える中、それ以外の時間を全て費やしての制作となった。浦沢作品はこれまで何度もアニメ化されているが、アニメーションを自らの手で描くのは浦沢にとってまったく初めての作業。作画は1000枚近い枚数におよび、途中あまりに酷使されたアップルペンシルの先端が削れて穴が空くハプニングもあったという。こうして出来上がった浦沢のアニメーションは、斉藤が作詞を進めながら頭に浮かんでいたイメージそのままで、まったく内容については打ち合わせをしなかった二人の感性が見事にシンクロした作品となった。

◎浦沢直樹 コメント
ある日突然、和義くんからの電話。「こんな曲が出来たんですが、浦沢さんこれでなんかできませんかね?」いつものとぼけた口調で。でもその曲を聴いた瞬間に、一気に頭の中に画面が浮かび、僕も「うん、なんかできそう」と。こんな感じですぐに絵コンテまで出来上がったのはいいのですが。そこからが初めてのアニメーション!まったくゴールの見えない、一人だけのアニメ制作は想像を絶する大変さでした!しかし、描けば描くほどに絵を動かす楽しさが膨れ上がり、まさに「Boy」という曲がもつエネルギーに衝き動かされるように仕上げました。お楽しみください!

◎リリース情報
『55 STONES』
2021/3/24 RELEASE
<初回限定盤(CD+DVD)>VIZL-1850 3,900円(tax out)
<通常盤(CD)>VICL-65460 3,000円(tax out)
<アナログ(LP+ステッカー)>VIJL-60310 3,900円(tax out)