大黒摩季、全国ツアーをスタート 「皆さんからもらったものを、これからは返していきたい」 
大黒摩季、全国ツアーをスタート 「皆さんからもらったものを、これからは返していきたい」 

 大黒摩季が、10月7日に、埼玉県の越谷サンシティホールより、全国ツアー【MAKI OHGURO 2020 PHOENIX TOUR ~待たせた分だけ100倍返しーっっ!!!】をスタートした。

 本ツアーは、観客を入れた状態で開催。コロナ禍で多くのアーティストがライブやツアーの延期・中止を決める中、自粛や規制で閉ざされがちな世の中の心を解き放つのは”音楽”だと”withコロナ”を決断し、万全の感染防止対策を施した中で実施された。

 入場時に密になることがないよう、開園時間は1時間半前に設定され、チケットも住所や連絡先が登録された電子チケットのみを発売。ロビーでの物販も、行われなかった。また、客席は前後左右をひとつずつ空けた市松模様に配席され、来場者にはフェイスシールドが無料で配布されるなど、様々な安全対策が行われた。

 そして、「今こそ、このコロナ禍を生き抜くエネルギーを、自分や未来を信じる光を届ける時なのではないか!」と一念発起した大黒摩季の意気込みを象徴すべく、オープニングでは9月30日にリリースされ、ツアーのタイトル曲でもある新曲「PHOENIX」のイントロが流れると、スクリーンに映し出された不死鳥の飛翔とともにライブがスタートした。

 大黒は、フェニックス=不死鳥をモチーフにデザインされた和服衣装を羽織って登場。前半は、ヒット曲のオンパレードで客席を盛り上げた。MCでは「私たちは、皆さんに安心して楽しんでもらおうと思って、全員PCR検査を受け陰性です。舞台の中は万全です」と感染防止対策について触れつつ、続配信で発表された新曲「OK」「Pray for you」などのバラードを続けて披露。後半は再びヒット曲を中心としたアップテンポな楽曲で盛り上げると、ゲストとしてラテン・アーティストの當間ローズを呼び込んだ。8月に発表された「Dee Dee Dee Dee Deeper Love~恋のソーシャルディスタンス~」を続けると、おなじみの「ら・ら・ら」では、観客はハミングで参加しながらステージと一体となった。

 ライブの合間に設けられた換気タイムでは、衣装チェンジも。全部で15パターンの大黒摩季を見せながら、ラスト前では「50歳になって無になった今、皆さんが元気でいてくれれば、それでいい。そんな思いを曲にしました。皆さんからもらったものを、これからは返していきたいと思います」とツアー・タイトル曲「PHOENIX」を熱唱して2時間を超すライブに幕を閉じた。

 本ツアーは、10月11日名古屋・センチュリーホール、、11月27日東京・LINE CUBE SHIBUYA、12月9日大阪フェスティバルホールでの公演を経て12月18日パシフィコ横浜のツアー・ファイナルまで全14本が開催される。

◎ツアー情報
【MAKI OHGURO 2020 PHOENIX TOUR ~待たせた分だけ100倍返しーっっ!!!】
2020年10月7日(水)埼玉県・サンシティ越谷市民ホール 大ホール
2020年10月11日(日)愛知県・名古屋国際会議場 センチュリーホール
2020年10月17日(土)宮城県・東京エレクトロンホール宮城
2020年10月18日(日)福島県・とうほう みんなの文化センター(福島県文化センター) 大ホール
2020年10月24日(土)福岡県・福岡サンパレス
2020年10月25日(日)本県・熊本城ホール メインホール
2020年10月28日(水)宮崎県・宮崎市民文化ホール
2020年11月1日(日)埼玉県・川口総合文化センター リリア メインホール
2020年11月17日(火)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
2020年11月19日(木)北海道・旭川市民文化会館 大ホール
2020年11月27日(金)東京・LINE CUBE SHIBUYA
2020年12月9日(水)大阪府・フェスティバルホール
2020年12月11日(金)岡山県・岡山市民会館
2020年12月18日(金)神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホール