【ビルボード】aiko『aikoの詩。』が総合アルバム首位 B'z&椎名林檎は2週目も好調
【ビルボード】aiko『aikoの詩。』が総合アルバム首位 B'z&椎名林檎は2週目も好調

 2019年6月17日付(集計期間:2019年6月3日~2019年6月9日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、aikoの最新アルバム『aikoの詩。』が総合首位を獲得した。

 aikoが6月5日にリリースした『aikoの詩。』は、自身初となるシングル・コレクションで、1998年の1stシングル『あした』から昨年の38thシングル『ストロー』まで、両A面シングルも含む表題曲を網羅した全42曲入り。その初週売上は90,673枚を記録しており、2018年リリースの最新オリジナル・アルバム『湿った夏の始まり』から倍増となる数字で、当週CDセールス1位をマークしている。シングル・コレクションという性質上、ライト層までに至る幅広い訴求が見られ、ルックアップもback number『MAGIC』に次ぐ2位をマークしているが、こちらは6月22日に控えるレンタル解禁以降、再び活性化するだろう。当週28位に入ったback number『アンコール』(2016年)のチャート・アクションが示している通り、ベスト・アルバムやシングル・コレクションがルックアップを中心にロングヒットするパターンは一つの定石で、すでに大きな認知度を誇るaikoはその軌道に乗る可能性が高い。

 総合2位には、Da-iCEのベスト・アルバム『Da-iCE BEST』が初登場。初週35,274枚を売り上げてCDセールス2位、913DLを売り上げてダウンロード8位と、両セールスが牽引した初動となっており、48位となったルックアップを今後いかに伸ばすかが次週以降のチャート・アクションのカギになってくるはずだ。

 続く総合3位に入ったのは、アヴィーチーの最新アルバム『ティム』。2018年4月20日に亡くなったアヴィーチーことティム・バークリングが残した楽曲、メモ書きなどをもとに制作チームが完成させたもので、6月7日にリリースされると、6,531枚を売り上げてCDセールス9位、5,306DLを売り上げてダウンロード1位、ルックアップは53位をそれぞれマークした。

 前週総合首位だったB'z『NEW LOVE』、同2位だった椎名林檎『三毒史』は、当週そのまま4位、5位に並んだ。B'z『NEW LOVE』は、2週目の集計となる今回、21,372枚を売り上げてCDセールス3位となり、累計は23.5万枚を記録。また、ルックアップは4位に入っており、未解禁のダウンロードを補って余りあるフィジカル領域の強さが顕著。一方の椎名林檎『三毒史』は、9,108枚を売り上げてCDセールス7位、ルックアップは12位をそれぞれマークしており、B'z『NEW LOVE』ほどの根強さはないが、ダウンロードでは2,761DLを売り上げて2位となっており、デジタル領域でのロング・セールスに期待できそうだ。

◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『aikoの詩。』aiko
2位『Da-iCE BEST』Da-iCE
3位『ティム』アヴィーチー
4位『NEW LOVE』B'z
5位『三毒史』椎名林檎
6位『VOICE』テヨン
7位『うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム 一十木音也「I am Here.」』一十木音也(寺島拓篤)
8位『新・演歌名曲コレクション9 -大丈夫/最上の船頭-』氷川きよし
9位『プロメア ORIGINAL SOUNDTRACK』澤野弘之
10位『MAGIC』back number
11位『瞬間的シックスセンス』あいみょん
12位『L.D.Love』First place
13位『アラジン オリジナル・サウンドトラック デラックス盤』(サウンドトラック)
14位『BOOTLEG』米津玄師
15位『QUIZMASTER』NICO Touches the Walls
16位『SICK(S)』BLUE ENCOUNT
17位『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ』ベア・マクリアリー
18位『Eye of the Storm』ONE OK ROCK
19位『新青年』人間椅子
20位『Musical Ambassador』HAN-KUN