【ビルボード 2019年上半期Download Albums】星野源『POP VIRUS』が首位 『ボヘミアン・ラプソディ』効果でクイーン3作品がトップ10に
【ビルボード 2019年上半期Download Albums】星野源『POP VIRUS』が首位 『ボヘミアン・ラプソディ』効果でクイーン3作品がトップ10に

 上半期“Hot Albums”で1位に輝いた星野源の『POP VIRUS』が、2019年の上半期ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”でも首位を獲得した。2018年12月31日付の初登場1位から4週連続でダウンロード・チャートを制した本作は、自身初となる5大ドーム・ツアー【星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』】の開幕となった2月2日、3日の京セラドーム大阪公演を機に、再度首位に返り咲き、計5度の1位に輝いた。NHKで放送されたライブ特別番組のオンエア後にはダウンロードが急増し、テレビ番組の露出がデジタル・セールスに繋がる動きが濃く見えた。

 『POP VIRUS』と約1,600ポイント差で上半期2位だったのが、クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』だ。初動ダウンロード数で比べると『POP VIRUS』と大差があるが、長期的なスパンで比べると、映画のロング・ヒットに合わせてダウンロード数が徐々に上がっていった『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』のほうが、高いダウンロード数を記録する週が続いた。クイーンは7位に『クイーン・ジュエルズ』、10位に『ALL TIME BEST 1998-2018』の計3作品がチャートインしているが、これが『ボヘミアン~』効果であることは明らかだ。

 3位のONE OK ROCK『Eye of the Storm』、4位のあいみょん『瞬間的シックスセンス』、5位の米津玄師『BOOTLEG』、6位のback number『MAGIC』は、どれもデジタル領域で人気のあるアーティストたちの作品だが、その中でも2018年上半期“Download Albums”で2位だった米津玄師『BOOTLEG』が、1年経った今回も上位5作品に入っているということに驚きだ。年末の紅白歌合戦でダウンロードが急増した本作は、現在もコンスタントにダウンロードを獲得している。長くチャートインする傾向が見られるデジタル領域でどこまで記録を伸ばすのか。今後のチャートの行方が気になるところだ。

【2019年上半期Download Albums】
1位『POP VIRUS』星野源
2位『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』クイーン
3位『Eye of the Storm』ONE OK ROCK
4位『瞬間的シックスセンス』あいみょん
5位『BOOTLEG』米津玄師
6位『MAGIC』back number
7位『クイーン・ジュエルズ』クイーン
8位『ANTI ANTI GENERATION』RADWIMPS
9位『ALL TIME BEST 1998-2018』コブクロ
10位『グレイテスト・ヒッツ』クイーン

集計期間:2018年11月26日(月)~2019年5月26日(日)