『9月14日はなんの日?』映画史に燦然と輝くミュージカル名作を手掛けた巨匠、ロバート・ワイズの命日
『9月14日はなんの日?』映画史に燦然と輝くミュージカル名作を手掛けた巨匠、ロバート・ワイズの命日

 9月14日は『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』の監督を務めたことで知られる映画界の巨匠、ロバート・ワイズの命日。
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 ロバート・ワイズは1914年9月10日、アメリカ・インディアナ州生まれ。40年代から映画製作に携わり、1944年に『キャット・ピープルの呪い』で監督デビュー。1949年にボクシング映画『罠』でカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞。そして1961年、振付・演出家のジェローム・ロビンスとともに監督を務めた『ウエスト・サイド物語』、1965年にジュリー・アンドリュース主演作『サウンド・オブ・ミュージック』と映画史に燦然と輝くミュージカル名作を立て続けに手がけ、2度のアカデミー監督賞を受賞。1966年には映画界の発展に貢献した人物に送られるアービング・G・タルバーグ賞も受賞している。

 ワイズ監督といえばミュージカル映画の印象が強いが、ホラーやSF、サスペンスなどあらゆるジャンルの作品でメガホンをとるマルチな監督としても知られており、1979年には人気TVシリーズ『スタートレック』の映画版でも監督を務めている。また、70年代には全米監督協会会長、80年代には映画芸術科学アカデミーの会長を務め、製作の第一線から退いた後も映画界の発展に尽力。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにもその名が刻まれている。ワイズ監督は2005年9月14日に心不全により91歳でこの世を去った。