初夏の爽やかな海風漂う紀州路を283系「くろしお」が快走する。コンパクト&軽量でありながら一眼レフと同等かそれ以上のクオリティーで作品を撮れるのが本格派ミラーレス一眼。高画素機もラインアップされているので大風景もお手の物だ■ニコン Z 7・NIKKOR Z 24~70ミリ F2.8 S・絞りf8・500分の1秒・ISO400・WB:晴天・C-PLフィルター使用・紀勢本線(南部―岩代)撮影/助川康史
ミラーレス一眼の最大のメリットは短いフランジバックによる超広角~標準レンズの高画質化ではないだろうか。名松線の川縁の風景写真は列車にピントを合わせているが、アウトピントのはずの手前の岩も収差が少なくディテールもくっきり。気持ちのよい仕上がりだ■ニコン Z 7・NIKKOR Z 14~30ミリ F4 S・絞りf11・500分の1秒・ISO800・WB:晴天・C-PLフィルター使用・名松線(家城―伊勢竹原)撮影/助川康史
夕日で朱色に輝く381系「やくも」の姿は実に美しかった。強い光の入るむずかしい条件でもクリアに描くのは短いフランジバックのミラーレス一眼用レンズだからだろう■ニコン Z 6・NIKKOR Z 14~30ミリ F4 S・絞りf7.1・3200分の1秒・ISO800・WB:晴天日陰・山陰本線(直江―出雲市)撮影/助川康史