【2019年】ボーナスで買いたいカメラは？　アサヒカメラ特別鼎談　

荻窪圭（老舗ITライター／左）、赤城耕一（カメラマン／中央）、猪狩友則（本誌編集者／右）のボーナスなしトリオ

ニコン Z 50（NIKKOR Z DX 16－50mm f／3.5－6.3 VRレンズキット）■税込実売13万9810円　フルサイズ（FX）とAPS－C（DX）というフォーマット違いでもマウントは共通。DXミラーレス機Z 50はエントリーモデル。今回は同時発表の小型・軽量な標準ズームレンズが好印象で、FX機の人にもクロップ撮影前提ですすめる意外な展開に

キヤノン EOS 90D■税込実売16万5000円（ボディー）ハイエンドな一桁機でもフルサイズでもない一眼レフ。ミラーレス時代に目立ちにくいが、その完成度はミラーレス時代の一眼レフのあり方を示唆する新しさもうかがわせる

ソニー α6600■税込実売17万5890円（ボディー）「ソニーといえばα7／9シリーズ」という流れにならないのが今日のカメラ。AF最強なうえにコンパクトで「動きモノ撮り」ならコレしかないでしょという評価。ただ、メニューの使い勝手は相変わらず最悪という評価も全員一致

シグマ fp（45mm F2.8 DG DN レンズキット）■26万4000円　シグマでもFoveonセンサーではないという重要ポイントがかすむほどの個性を持つ一台。販売時にセットとなる45ミリのレンズはデザインも含めてなかなか好評で、今にも買いそうな人が1人。果たしていかに

富士フイルム GFX100■税込実売134万7500円（ボディー）1億200万画素の威力で非日常感をもたらすハイエンドな一台。お値段もすごいが、性能も知らないほうが幸せというレベルで圧巻だ。そこまでは手に負えないという人は、手軽にGFX 50R（税込実売62万950円）というのも悪くない

ハッセルブラッド X1D II 50C■税込実売69万2770円　レンズシステムの充実に加えてボディーは小型・軽量。やっぱりハッセルだよねと、デジタルでもフィルム時代と変わらずフォトグラファーを惹きつけてやまない魅力。ボーナスの力でその世界に飛び込もうと悪魔がささやく

オリンパス OM－D E－M5 MarkIII■税込実売16万2800円（ボディー）小型・軽量で凝縮感というオリンパスの伝統を正しく踏襲。今回は、USB充電やレンズキットのお買い得感で盛り上がる。軽くて使いやすいシステムが体力に不安の出始めた世代には最適との評価も

リコーイメージング RICOH GRIII■税込実売11万6470円　APS－Cのコンパクト機というジャンルでの貴重な生き残り。前モデルまでは欠点も含めて愛せる人のカメラといった趣だったが、このGRIIIの魅力は誰にでもすすめられるカメラに進化と地味に高い評価

パナソニック LUMIX TX2■税込実売9万7460円　24～360ミリ相当のライカ名のレンズ搭載でカメラ好きの心と撮影要求を満たしつつ、実用性の高いコンパクト機。ただ「コレ一台で十分じゃね？」と悟りを開いてカメラ趣味を卒業という道につながる危険もある一台

富士フイルム X－A7（XC15－45mmF3．5－5．6 OIS PZレンズキット）■税込実売8万5360円　道楽に走るX－Pro3とは値段も性格も好対照なX－A7。高級感はなくても丁寧感はあるという感じで、思いの外しっかりしたカメラ。APS－Cミラーレスのリーズナブルな選択肢として注目