Milvus 2.8/18、2.8/15、2/135
Milvus 2.8/18
3.5/18は11群13枚だったが、今回F2.8となり12群14枚構成になった。重さは100グラム以上増えたが、キヤノンEOS 5D MarkIVにつけたときのバランスはよい。クリアな再現性で「単焦点ならでは」と言いたくなる描写。至近距離で絞りを開いた場合にもフォーカシングのミスが減少した。歪曲収差もレンズ単独で補正。見事な性能だ●キヤノンEOS 5DMarkIV・AE(絞りf8・1600分の1秒・-1補正)・ISO400・AWB・RAW
Milvus 2/135
本体重量は1キロを超え(キヤノン用で)、クラシックシリーズより重くなった。フォーカスリングの回転角が大きく速写には向かないが、最近のデジタル一眼レフのファインダーでもフォーカスのピークをつかみやすい。日陰の悪条件でも光の拾い方が丹念で階調も豊富。ボケの大きさで個性的な写真になった。人物にも風景にも安心して使用できる●キヤノンEOS 5D MarkIV・AE(絞りf2・800分の1秒・-1.3補正)・ISO400・AWB・RAW
Milvus 2.8/15
クラシックシリーズでは固定フードだったが着脱式となった。超広角ながら周辺光量の低下もなだらか。開放からシャープでコントラストも高い。この条件では手前の石柱までの距離は0.8メートル程度だがディテール再現が素晴らしい。少し絞り込めばパンフォーカスも容易だ●キヤノンEOS 5D MarkIV・AE(絞りf8・2000分の1秒・-1補正)・ISO200・AWB・RAW