富永京子(とみなが・きょうこ)/1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。専攻は社会学・社会運動論。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了。著書に『社会運動のサブカルチャー化──G8サミット抗議行動の経験分析』など(写真/小山幸佑)
『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史 サブカルチャー雑誌がつくった若者共同体』(2750円〈税込み〉/晶文社)「政治に関心がない」とされてきた「しらけ世代」。若者だった彼らはほんとうに政治や社会運動に関心がなかったのか? 伝説的サブカルチャー雑誌「ビックリハウス」(1974~85)の本文を分析し、若者たちの“心情”と“運動”の実態、その意図せざる帰結を実証的に明らかにする