現代の戯れ絵師・山藤章二さん逝く　“週刊朝日を後ろから開かせる男”の功績と風刺魂

イラストレーター・風刺画家の山藤章二さん。「現代の戯れ絵師」を自称して活躍したが、晩年はコンプライアンスに苦しむこともあったという

武者小路実篤さんの死去とロッキード事件の角栄・児玉・小佐野各氏の関係を組み合わせた「仲よき事は美しき哉」（1976年4月30日号）

「神の国」発言で批判された森喜朗首相（当時）。同い年の山藤さんは「頭の中ではどこがいけないの？と思っているだろう」（2000年6月2日号）

天皇陛下と皇后雅子さまの婚約内定のニュースを描いた。山藤さんの長女は、雅子さまと同じ田園調布雙葉学園に通っていた（93年1月22日号）

首相就任前から郵政民営化を主張していた小泉純一郎氏。後日、本人から「傑作でしたなァ」と握手を求められたという（97年3月21日号）

監督として初めてリーグ優勝を果たした長嶋茂雄氏。同じ年にベストドレッサー賞も受賞するなど話題続きだった（76年10月29日号）