悪条件の光線状態だが、開放絞りでも驚くほどの性能。広角レンズなので口径食の影響はあるが、軽微であり少し絞り込めば改善される。暗部のディテール再現もいい。背後のエッジ部分のボケが非常に美しい●EOS 5D MarkⅢ・AE(絞りf1.4・40分の1秒・-0.7補正)・ISO1600・AWB・RAW
旧レンズ(EF35mm F1.4L USM)の構成は9群11枚、大きさはΦ79×86mm、重さ580g。研削非球面レンズを採用し性能面でも高評価だったが、発売は1998年12月。さすがに時代にそぐわなくなったようだ。新レンズはさすがに大きいが、その価値はある
逆光で開放絞りでの街頭スナップ。明暗差が大きいが階調再現がいい。歪曲収差補正も良好。この距離で合焦点の肌の毛穴が確認できる。ただし位相差AFでは、レンズが高性能なため不安が残る。個々のカメラとの組み合わせによる相性のチェックは不可欠だろう。レンズの最高性能を引き出したい場合はライブビューによる撮影も念頭に入れたい●EOS 5D MarkⅢ・AE(絞りf1.4・500分の1秒)・ISO200・AWB・RAW