クッキー缶や包装紙に描かれるのは、修道女のイラスト。パティシエの寺井きよみさんは、フランス各地のお菓子の由来をたどるうち、その誕生の背景と深くかかわっていた中世の修道院にひかれたと話す
動物や建物のシルエットなど、いろいろな形で焼けるバタークッキー。細い口金の先で生地に穴をあけておくと、オーナメントとしても楽しめる。ココアパウダー、ほうじ茶の茶葉を混ぜたり、アイシングしたり、アレンジも自在
寺井きよみさん。ル・コルドン・ブルー、フードアカデミー、カフェにて菓子作りの基礎を学んだ。「bion」は「日音」とも書く。木々を揺らす風の音や波間に響く汽笛の音など、山や海からの音を感じながらお菓子と向き合いたいという思いで店名に