ほおずきの実のある自画像/1912年 油彩、グワッシュ/板 レオポルド美術館蔵/生涯で残した200点以上の自画像のほとんどは、自身を鏡に映して描いたもの。もっとも有名なシーレ作品のひとつであるこの自画像は、恋人の肖像画とペアの作品にする構想があったとされ、独特な構図で描かれている (c)Leopold Museum, Vienna
縞模様のドレスを着て座るエーディト・シーレ/1915年 鉛筆、グワッシュ/紙 レオポルド美術館蔵/この絵が描かれた年、徴兵されることになったシーレが結婚を決意したのが、エーディトだ。当時、シーレと恋人ワリーとの関係が続いていたためだろうか。睨むようにも、怯えているようにも見える視線が印象的 (c)Leopold Museum, Vienna
悲しみの女/1912年 油彩/板 レオポルド美術館蔵/シーレが別の女性と結婚するまで、長年同棲していた恋人ワリーの肖像。頭の上にチラッと見える男性の顔のようなものは、ワリーに寄り添っていこうとするシーレの分身との説もある (c)Leopold Museum, Vienna