「西尾維新大辞展」は、2017年7月の東京を皮切りに、大阪・岡山・名古屋・博多を巡回し、現在開催中の京都文化博物館でファイナルを迎える。7月22日、OVA『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で主人公とヒロインを演じた梶裕貴さん、悠木碧さんをゲストに迎え、京都文化博物館でトークイベントが開催された。京都限定イベントとなったトークショーは、大辞展チケット購入者の中から事前に抽選で選ばれた240人が参加できるプレミアムショーとなった。残念ながら参加できなかった全国のファンのために、イベントの一部始終をお届けします!
* * *
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は、「京都の二十歳」というキャッチコピーで鮮烈に文壇デビューを果たした西尾維新の処女作で、アニメーション制作会社シャフトが完全アニメ化した作品となる。全8巻で制作された物語はファン必見のOVAだ。
主人公で物語の語り部となる19歳の大学生“いーちゃん”(CV梶裕貴)と、青い髪の天才少女ヒロイン・玖渚友(CV悠木碧)が、鴉の濡れ羽島で巻きこまれる難解な密室殺人事件を解決していくストーリーである。
――まずは展示を見ての感想をお願いします。
梶「東京展でのオープニングテープカットから一年。会場の展示は、西尾先生の頭の中を散歩するような、言葉の海に溺れるような感覚で、西尾維新の世界観を堪能できました。会場で購入できるクビキリサイクルのグッズも、一年前のオープニングの際に思わず大量購入したのですが、京都限定グッズがあるということで、また買っちゃいました!」
悠木「文字を使ったアニメーション【バトルシーン】など最新のメディアアートで遊びつつ作品世界をしっかり魅せる展示になっていて、活字好きが嬉しくなる演出に感動しました。家に帰って小説本を読みたくなる展示です!撮りおろしの音声ガイドも3種類あるので、是非試してみてほしいです。通常よりテンション高めの“いーちゃん”のガイドが聴けますよ(笑)」