今後の首都圏の遅延状況についてどうなるのか、遅延に関するデータをまとめた国交省鉄道サービス政策室はこう分析する。

「首都圏の鉄道路線の遅延率や混雑に関する状況は近年横ばい傾向が続いています。こうした状況をさらに改善するには、今年3月に完了した小田急線の複々線化工事のように、ハード面での投資が必要になります。また、近年は各鉄道各社さんでホームドアの設置が進んでいるので、それによる遅延率の低下は今後期待できるかもしれません」

 現在、各鉄道会社が急ピッチでホームドアの設置を進めている。これは単なる自殺の防止だけでなく、接触などの事故も防止できることから、事故による遅延と混雑緩和が期待されるという。ホームドアの設置が今後も進めば、混雑はともかく、遅延に関しては少なくともマシになるかもしれない。(河嶌太郎)

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