ビートたけし(71)が所属事務所のオフィス北野から3月末で退社することが報じられた。4月からは、数年前に自身と知人が設立した会社がマネジメントを行うという。
今回の独立騒動が芸能マスコミを賑わせている背景には、たけしと事務所サイドのギャラの配分に対する不満が背後にあるとも報じられているが、10数億円も稼いでいるといわれるほどの大御所が、お金でもめることがあるのだろうか。不思議に思っている人も多いはずだ。
「たけしさんが事務所を辞めるという情報は、芸人や制作関係者の間では、結構前から話題になっていましたね。もともとたけしさんと社長の森昌行さん(65)は、随分前からうまくいっていなかったようです。報道で言われているようなギャラや経営方針の違いか、個人的な感情なのかはわかりませんが、2人がしっかり顔を付き合わせるのは映画を撮影する時くらいだったそうです」(民放バラエティー制作スタッフ)
一方、『週刊新潮』(3月29日号)の報道によればこの騒動の背景には、50代の愛人の存在があったと報じている。同誌によれば、仕事内容やギャラに愛人が“介入”し、オフィス北野との関係が悪化したというが……。
「週刊誌の報道は見ましたが、個人的にはあまり関係ないと思うんですけどね。たけしさんはこれまで、わりとざっくばらんに愛人の話をしてきたし、そもそも女性問題を仕事に持ち込むのは、過去の事件で懲りてると思うんですよね。余談ですが、約30年前におこしたフライデー襲撃事件の後、謹慎中は京都に隠れていたと聞きました。『京都は幕末以来、犯罪者を逃してくれる心得のある店が多くて……』と語っていましたよ」(同)
いずれにせよ圧倒的な稼ぎ頭のたけしが、オフィス北野を去ることとなった。今後、事務所の運営も苦境に立たされる事となるだろう。