それは僕が座右の銘みたいにいつも思っていることでもあるんだけど、結局、今まで自分が生きてきた中で、どうにかならなかったことは1度もないんですよね。そのとき描いていた夢が叶わなかったとしても、仕事がうまくいかなかったとしても、「どうしようもない、死ぬしかない」っていうことはほぼ無いんですよ。死んじゃう人は自分の意思で死んじゃうだけで、いや、それ死ななくてよかったのに……っていうことが大半だと思うんですよね。

 どうにかなる。大丈夫。それが正しい答えだと思うんですよね、人生って。大学だけじゃないし、その大学だけじゃない。

 まあ、高校受験の場合は勉強しろってことだと思うんですよ。ある程度の勉強をしたら、どこかしらに受かるシステムになっているから。でも大学を目指すとなると、難しいと言われる大学にチャレンジするのも面白いと思うし、ロンドンブーツ1号2号の田村淳君みたいに、大人になってチャレンジする人もいる。それを見て俺も頑張ろうって刺激を受ける人もいるだろうし、応援する人もいて、誰かの力になることがあるかもしれない。

 大学によって、あからさまに就職先が違ったりするっていう現実もあるけど、まぁそれだけが人生じゃないしね。一度入った会社がどうなるかわからない時代だし。

 僕の人生なんて特殊だけど、予備校に行き始めてすぐに福岡よしもとに入っちゃったから、実は1カ月ぐらいしか通っていない。それでも真面目に行ったのは最初の頃だけで、みんなで原付きで河合塾に行って途中の公園でタバコ吸ってました。僕はそのままいても駄目だったでしょうね。

 実はうちの家族は結構、高学歴で、大学に行ってないのも、中学から私立に行っていないも親戚中で僕だけ。まあ実力がないのももちろんありましたし、小学校4年の時におやじの会社の倒産したんですよ。その瞬間、親が近所の人とかに「この子はスポーツが大好きだから、近所の公立校でスポーツやりたいって言ってる」って、僕の意思と反することを言い出したんです(笑)。

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