平昌オリンピックのメダルラッシュに湧く日本。テレビでは連日、元選手や専門家が登場して各競技の結果や感動のシーンを伝える一方で、北朝鮮の美女軍団らによる「ほほえみ外交」や、多額の放映権料を支払う国の意向で競技時間が決まるなど、さまざまな“政治”問題も改めて浮き彫りにした。カンニング竹山さんが五輪期間中のテレビに思うこととは。
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平昌オリンピックが盛り上がっていますね。日本人は昔からオリンピック好きだけど、次は東京での開催だから、余計にみんなの目が集まっていますよね。平昌なんかどこにあるか全然知らなかったのに、テレビ各局も熱が入っていて、特に祝日とか週末のテレビは朝から晩まで平昌。この状況に1番ホッとしているのは、相撲関係者じゃないですかね? 協会の理事選と貴乃花親方の独白インタビューが終わって、ピタッと報道されなくなったから。もしかしたら、芸能人で悪さをしたい人がいたら今がチャンスかもしれないですよ!
冬季オリンピックの競技って、雪国の出身とかじゃないとやったことがない人が大半じゃないですか。よくわからないと思っていても、実際に見始めちゃうと面白い。ハーフパイプの平野歩夢くんは開催前から楽しみにしていたし、スキーの大回転とかカーリングなんかも、実はじっくり見ると面白いんですよね。
でも、個人的には「さあ、今日メダルを期待できる選手は?」って言われるのが嫌なんですよ。メダルの期待はもういいって! 気持ちはわかるけど、そういう報道の仕方をされると、別にスポーツ好きじゃないんじゃないかと思ったりするんですよね。そこも楽しみの1つだけど、他の国の選手もすげぇところも見たいし、それぞれ楽しみにしている種目やポイントがあるんだから。
僕なんかは「メダル、メダル」って言ってやるなよって思うし、選手たちはオリンピックまで行ったんだから好きに楽しんでおいでよって言いた。