お笑い芸人になってからは、鳴かず飛ばずの時代を過ごし、2005年にお笑い番組「エンタの神様」でブレーク。現在では、自身の自虐ネタ「チクショー!!」を、365日毎日ツイッターでも叫んでいる。

 そんなコウメさんの、今までにあった「チクショー!!」と、今年一番の「チクショー!!」を聞いてみた。

■今年一番の「チクショー!!」

「今までのチクショー!!は、実家の二階の窓から落ちたことですかね」

 ごく自然に話し始めたのだが、チクショー!!で済む話なのかと、記者は固唾をのみ聞き入る。

「なんかすごい二階の窓がきれいだなぁと思ったんですよ、それで寄りかかったら、窓がなくて、気付いたら下に落ちてたんですよ。しかも、隣の家の庭に落ちちゃって。これが、チクショー!!ですかね」

 いや、チクショー!!のレベルを超えていませんか、転落事故ですよ、コウメさん。

「しかも、その隣人が植物学者で有名な牧野富太郎さんのご親族の家で。それで、めちゃくちゃ怒られたんですが、幸いにも植物学者だけあって、食物が沢山あったんでしょうね。それがクッションになってくれて、擦り傷だけで済んじゃいましたよ、ハハハッ」

 もはや、運が良くて「ヨッシャー!!」の話にも聞こえるが、幸い大事に至らなくて何よりである。

 そして、今年一番の「チクショー!!」は、恋バナである。しかし、週刊誌で騒がせたあのことではない。

「実は、最近の話ですが、公開ラジオ終わりに、ファンの子が出待ちしてくれていて、それで電話番号を教えてくれたんですよ。こんな、僕にも電話番号教えてくれる子がいるんだと思って、感動しちゃって」

 意外にも純粋なコウメさんは、後日彼女に教えてもらった電話番号を見ながら、その番号通りにボタンを押した。

「そしたら、プルルルル~って電話がつながったんですよ。嘘じゃなかったんだって。感動しましたよ。でも、出ないかもしれないじゃないですか。そしたら、な、なんと出たんですよ~」

 ここまでピュアだとは知らなかった記者は、かなり好感を持った。

 後日、デートをする約束を取り付け、実際に二人で会うことに。

「でも、当日実際に来るかどうかは、また別問題じゃないですか」

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