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元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人が揃って、初めてインターネットに露出したことで話題になったAbemaTVの「72時間ホンネテレビ」。11月2日から3日間の生放送で、視聴数は7400万(番組終了時点、AbemaTV発表)にのぼった。その舞台裏はどうなっていたのか? 番組にゲスト出演したカンニング竹山さんは「一石を投じた番組」と感じたという。
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いやあ、「72時間ホンネテレビ」は面白かったですよ。番組の規模も大きかったし、インターネットの番組が変わっていくな、扉が開くなという感じがしましたね。
ネット番組って10年以上前からいろんな会社がやってきて、経営の問題で止めたり、潰れたり、形を変えたり、いろいろありました。その中で「72時間」は、もしかしたらネットテレビというジャンルが確立するんじゃないかっていう大きな打ち上げ花火だったと思うんです。
AbemaTVは僕もずっと番組をやらせてもらってましたけど、夜、青山のスタジオ行くとどこのテレビ局よりもタレントさんがいて、スタッフがいて勢いがあるなと感じていました。収録も生放送もいろんな番組やってますから。
地上波との違いをよく聞かれるんですけど、実はね、あれってテレビを作っている人たちが作っているから、電波をどう送信するかっていうシステムが違うだけなんですよね。テレビマンも制作会社も、技術さんもテレビの人たち。地上波の「27時間テレビ」のようなお祭りのときのテレビと同じで、尺も決まっているし、「CM何秒前でーす」っていう指示もある。だから実はネットだ、テレビだって言っても、何にも変わらないんです。出ている我々も。
これまでもフジテレビの「めちゃ×2イケてるッ!」のネット版で「めちゃ×2ユルんでるッ!」の24時間生放送とかもあって、僕も好きで出させてもらっていたし、それも面白かった。ただ、ネットはこれまでスポンサーがそこまで集まらなかったから、金が無かった。だからサブ的なものだと思われていたんですけど、今回は運営するサイバーエージェントの藤田(晋)社長がスポンサーもちゃんと集めていたみたいだから、テレビをそのまんま配信でやったってことですよね。